年の瀬は、帰省したOB達がアウパに元気な顔を見せにやってきてくれる時期。
暁星国際高校(千葉)に通う、あつからの電話。
『顔出しに行ってもいいですか?』
■耳の痛いことを言う相手
リオペードラに在籍していた中学生の頃は、厳しいことを言われてごまかせない相手でもある自分に電話するだけでも緊張していただろうけど(今でも?)、やっぱりこうして電話をくれて顔を出しに来てくれるOB達。
別に顔出すのが義務でもないし、元気で皆やっててくれたらそれで充分なのに、短い滞在期間に、ちょっとしたことだけど、こういう感性というか、気持ちが嬉しい。
あつ以外にも、ゆうま、けんた、ひゅうがが来てくれた。今日も明日行きますと連絡が来た。俺いないけど・・・。
あの時は本当に大変だったとか、マジしんどかったっすと笑いながら伝えてくれるOB達の成長が、何より嬉しい。
■感性を評価する
この時期、3年生は受験勉強で追い込みの真っ最中、それでも、年末の大掃除は来てくれて一生懸命掃除してくれる。
そんな感性があることが嬉しい。
サッカーうまいとかとは全く別の話、むしろこっちの方が大事だし、評価されるべきだと自分は思う。
なんだかんだ理由をつけて、言い訳して、サボるのは簡単。
実際、そういう選手もいる。
■見えない部分が大切
試合結果とは違って、簡単に伝わらない、見えにくい部分ではあるけれど、リオペードラで育てたい、育ってほしい部分。
サッカーを通じて、学んで会得して欲しい部分。
目に見える表面的なとこも大事かもしれないけれど、こう簡単には見えない部分というか、わかりにくい部分というか、でも一番大事な部分。
そういうのが勝手に育つクラブでありたいと思う。