子どもは苦手なものからは、どんどん遠ざかる傾向にあります。
『できないところを見せるのはなんだか恥ずかしいし、自信がないことは人前でやりたくない。』
大人でもそう思うのですから、子どもなら尚更です。
■運動神経の発達
『うちの子は運動が苦手だから・・・。』
『うちの子は運動神経が悪いから・・・。』
苦手意識が劣等感に変わる前に、なんとかサポートできることはないかしら?
そんな風に思われる親御さんは少なくないと思います。
■運動能力の差
実際、子ども達が小学校に上がる前(4~6歳)には、運動能力に差が出てきます。
身体が硬く、意識したところを自由に動かすことが苦手で、経験値が低い子。
柔軟性が高く、身体を自在に操ることができ、経験が豊富な子。
放っておけば、差は広がります。
思い切り身体を動かせる楽しいはずの体育の時間がユウウツ、なんてもったいないですもんね。
■楽しい時間を増やす
できないことを咎めるのは簡単でやりがちなのですが、大切なのはできることを見つけて増やして楽しむことです。
あっという間に出来る子もいれば、一つずつゆっくりと出来るようになる子もいます。
他の子と比べる必要はありません。
最初からできなくて当たり前、そんな風に考えることで親も子も余裕が生まれることもあります。
■苦手意識を克服
できないことはできるようになるまで、何回も練習するしかありません。
できたことを褒めるのは大切ですが、できなくても褒めるポイントはいくらでもあります。
『一生懸命、頑張っていること。
少し前より、上手くなっていること。
諦めないで、挑戦していること。』
苦手なことに取り組む姿勢を、認めてあげましょう。