今回の小学生の新人戦、大会結果としては石川県大会優勝。
だけど、試合結果が最優先じゃないということ。
こう言う時こそ、何が勝ちなのかが大事。
これからも今回みたいに優勝することもあるし、当然負けることも多々ある。
だけど、技術や駆け引きでは負けたくないし、負けられない。
ストレスなくボールを持てることは最低限。
今回は、いつも週末の活動の詳細をLINEで報告しあってるんですがそこに書いてあったリオスタッフKのつぶやきを紹介。
Kコーチのつぶやき 新人戦会場での光景
『ジュニアの新人戦会場。
勝ちたい監督の怒鳴り声、監督並みに指示を出している保護者の姿。
ボールを蹴って走って、ただただ一生懸命プレーしているチームがほとんど。
相手をいなせる選手が見当たらない。
駆け引きや遊び心なんて皆無。
改めて育成年代の関わり方の大切さを考えさせられる。
ボール持つな蹴っとけという指示を今大会何回も聞いたけど、何を見据えてやっているんだろうと思う。』
『そんな中でも、リラックスしてボールを持って、ペナルティエリア内でリフティングやラボーナスルーパスや、ループシュートなど、遊べる選手が多かったと思う。
特に攻撃面に練習の成果が出ていて、とても面白い内容になっていた。
前からプレスをかけて相手を追い込んで高い位置で奪い、苦し紛れの縦パスをインターセプトして攻撃につなげる場面が多く見られた。
相手がプレスをかけるとパスを出し、プレスをかけないとドリブルで仕掛けてくるので相手のディフェンスはかなり嫌だったと思う。
一人一人の技術は向上していたし、何より、自分たちで考え話し合いながら試合を進めていたことが良かった。』
『試合後には、選手達から「もっと遊べたなー」という声が聞こえた。
それを聞いてやっぱり間違っていないんだなと思った。
育成に近道なんてない。
これからも先を見据えてコツコツやるしかない。』
指導者は子ども達から学ぶ
今の時点で下手だからとか、小さくてスピードがないからとか、そんなことは関係ない。
日頃から子ども達には口をすっぱくして伝えてること。
今の中学生もOBも、信じられないくらいの伸びをして逆転してる選手がたくさんいるということ。
現状はどうでも、ここからどれだけでも伸びるし、油断してたら逆転されることもあるということ。
継続して努力する事が大事だということ。
指導者が現場で拾うもの
指導者が選手からたくさん感じ取ってくれたら、選手から学んでくれたらそれが一番いい。
現場には全てが落ちてると思う。
諦めないこと。
何度も何度も繰り返し伝えること。
周囲の大人の関わり方次第で、子ども達はいくらでも伸びるということ。
◯関連記事
◇ サッカー ジュニアユース 進路の悩み相談 選択する決め手は周囲の意見?
◇ サッカー 世界で活躍する選手とは 育成年代の指導者の役割とは
◇ サッカー 夏休みの活動での子ども達の成長と変化 合宿・遠征・試合