成長とは良い習慣を身に付けること

たまに、聞かれます。
なぜ親でなく、子どもが遅刻や欠席の連絡をするんですか?
まだ小学生なのに、(まだ中学生なのに)親が連絡してはダメなんでしょうか?

習慣を自由に・・・

リオペードラではアカデミーの選手がやむを得ず練習に遅刻や欠席をする場合には、選手本人が連絡することになっています。(連絡が困難な場合は除く)
挨拶をし、名前を名乗り、要件を伝えるという練習をしています。
失敗しても、間違えても、時間がかかっても構いませんし、低学年であれば休む理由はさほど重要ではありません。

同様に忘れ物をした場合には、親御さんではなく、選手本人が申し出ることになっています。
取りに来るのももちろん本人です。
自分が忘れた物を、毎回兄弟に取りに来てもらってる忘れ物大王もいるけど、これもアウト。

忘れ物をして、ヤバい!失敗した!と感じることができたなら、次から忘れないように気を付け、工夫することでしょう。
周りの大人が手を出し、口を出すのは簡単です。
可哀そうだから失敗しないように、叱られないようにと、先回りしてあれこれと手を出すことは子ども達の貴重な経験と学ぶ機会を奪うことになりかねません。
子ども達は失敗から学び、成長します。

県内の小学生チームが大会を主催する場合、ほぼ親御さん達が運営しているようです。
テント張りやライン引き、審判や勝ち点の集計、ユニフォームや給水や時間の管理、準備から後片付け、トイレ掃除。
どうかすると、選手のボールや荷物を運ぶのも親御さんで、チームのテントの隣に親御さん達のテントがズラッと並ぶ、なんて場面に出くわすことも少なくありません。

リオペードラ主催のジュニア(小学生)の大会は、全てではありませんが、ジュニアユース(中学生)が運営し、準備や後片付け、駐車場の案内や本部、審判や監督、コーチを務めることもあります。
テントは選手達(小学生)が張りますし、荷物や時間の管理、後片付けや掃除も選手自身がやりますので、大人の手は必要ありません。
保護者の方は、離れた場所で、温かく静かに見守っていただくことになります。

異年齢と触れ合い、関わりを持つことは、お互いの心の成長に繋がります。
上の学年は、責任ある仕事を任されることで自覚が持てるようになり、頼られることで思いやる心を学び、応援されることで意欲が高まります。
下の学年は、手伝ってもらったりアドバイスをもらったりすることで、感謝や尊敬の気持ちが芽生えます。
活躍を目にすれば、自分もあんな風になりたいと憧れ、目標が明確になります。
そして、自分達が中学生になった時、今度は世話をする側になり、人間関係の幅を拡げることができます。

子ども達はサッカーを通じて、社会へ出るための基礎を学んでいるのです。

『異年代とコミュニケーションをとる』
『自分の言葉で自分の思いや考えを伝える』
『自分のことは自分でやる』

簡単なことのようですが、機会が与えられなければ、できないまま。
当たり前のことを当たり前にできるよう、良い習慣を身につけ、成長してもらいたいと思っています。

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