育成

クラブ、チームが何を目指していて、どんな選手を育てようとしているのか?
もちろん色々あっていいとは思うが、育成のやり方に決定的に、圧倒的に違い出る。


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今年に入り、今まで以上にジュニアを多く見るようにしています。
拘り過ぎもいかんなー。だけど、拘らないといかんなー。などなどたくさんのことを今年も感じながら日々闘っています。
でも、間違いないのはいかに個人を大きくして、武器を持たせて次の年代に送り込めるか。ここに尽きます。
現在、おかげさまで中学3年生のほとんどの選手が、県内・県外の高校から評価を頂いています。時期も時期なので本人に伝えてあったりなかったりもありますが・・。有り難いことです。

目先の結果が欲しければ、
ベンチの大人が、選手を奮い立たせ、
ベンチの大人が、答えはこれだとピッチに吠え、
ベンチの大人が、思い通りに選手を動かせばいい。

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個性も特徴も何もない、指示されたことしかできないロボット選手の大量生産。
ボールを持たせる余裕もなく、指示されたこと以外はとりあえずのプレーが多い。
予想を裏切らない、決め事満載、よくある光景。
勝ちたい大人がやらせているサッカーじゃ、選手に残せるものなんて、無いも同然。
年代が上がってしまえば、一切通用しなくなる。
大人の都合のツケを、選手達が支払うことになる。

どうすれば、その選手が育つのか?選手を育てるとはどういうことなのか?
ゆっくりと時間をかけて、いかに削らずに磨き上げるか。
成長速度に合わせて、いかに教えずに導くか。
アプローチは薄すぎず、過剰でなく、拘りとのバランス。
技術的なことも、サッカー的なことも、生活面も。
資質、努力、センス、育成力、個を活かしたチームをつくる。いい選手を集めるのではなく、つくる。指導者の醍醐味。

選手自身が状況に応じて、自分で判断し、失敗し、修正し、たくさんの答えの中から一つを選択する。
成功と失敗を何度も何度も繰り返すこと。
もがいてもがいて葛藤しながら、経験を積み重ねること。
誰かにやってもらうんじゃなく、自分で自分を上げ下げできるように。
可哀想だから、見ていられないからと、未然に防ぐことはやっちゃいけない。
勝って喜ぶ顔がもちろん見たいけど。昔は、優勝して大騒ぎとかもあったけど。
技術がないと話にならないことに気がついたから。
育成年代で大切なのはトライ&エラー。スタートの時からやってきたこと。

ボール扱いが上手いだけの選手なら、そこら中にゴロゴロしてる。
もっといやらしくて、狡猾で、目の前の相手を操ることに長けていて。
一瞬の駆け引きの中でも遊び心満載で、惹きつけるオーラがあって。
仲間からは絶大なる信頼を得、相手には脅威。
ボールを持つだけでスタンドがどよめくような、圧倒的な存在感を持つ。

そんな選手を育てたい。

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NPO法人スポーツクラブ リオペードラ加賀
株式会社アウパ

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