長所を磨いて勝負する

なでしこジャパンが試合開始15秒でゴールを決めるという、嬉しいニュースが巷で話題になったのはつい先日のこと。


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石川県クラブユースサッカー新人大会(U-14)決勝トーナメント。
リオペードラの初戦、前半開始3分でいきなりまさかの2点、ビハインド。先制されてわずか1分以内に2点目が・・。
これは面白い試合になるよねとベンチで言いながら。でも、なかなかないよねこんなこと(笑)。
このタイミングでのこの展開。
ワールドカップだったら、新聞の一面を飾ってるんじゃ?
なんだか自分のサッカー経験の中に、新たな1ページが加えられた感じ(笑)。

内容は、焦りはありながらもらしく粘り強く攻め続け、決定的チャンスを数多くつくるも決めきれず、終わってみれば2-3負け。
肝心の選手達はというと、ハーフタイムには会話いっぱい、帰りのバスでも元気いっぱい。
根っからのラテン系なのか、なんなのか、なんだか面白そうなチームになる予感。
チームとしてはまだほとんどいじってないし、もちろん勝つための練習なんてしていない。
けれど、らしさは充分。
個を活かしながらチームとしての攻守を少しプラスしていけば、相当遊びのある、厄介なチームになることは間違いないかな。これからがすごく楽しみ。
サッカーは勝ったり負けたり。今回のように押し込んで負けたり、押し込まれても勝ったり。
育成年代の指導者の我慢のしどころ。勝負どころ。
これからの伸びしろに期待。ここからが、スタート。
親御さんは勝ち負けに一喜一憂することなく、ここから彼らがどれだけ伸びるかを楽しみにしてくださいね。

さて今回、怪我やいろんな理由で、実力が思うように発揮できず悔しい思いをした選手は、今以上にボールに触って自分を高める絶好のチャンス。
自分の長所は何だろうかと、あらためて自分の良さを考えてみるのもいい。

スピードがある?スタミナがある?フィジカルモンスター?
センスがある?テクニックがある?メンタルが強い?
柔軟さがある?ずる賢い?駆け引きが得意?コミュニケーション能力が高い?

全てを持ち合わせる人間なんてそうそういない。
できないことにフォーカスするのは簡単。
どれも平均的に、なんてどうでもいい。
オールマイティを目指す必要はないし、他人と比べる必要もない。
『自分はどうなのか』ここが大切。
相手の良さを消して、自分のストロングポイントで勝負すること。
それができれば、それだけでスーパー。

サッカーはチームスポーツ。それでも、最後は個。
アツく冷静に、感情をコントロールしながら、自分と仲間、それぞれの能力を活かし合う。
変化する周りの状況に応じて、自分がするべきことを瞬時に考えて、最良の判断をする。
勝負どころでは仲間と声を掛け合って踏ん張ったり、イメージを共有したり。
ボールコントロールの技術だけでなく、向上心や集中力がもちろん必要。
わずかなチャンスの匂いを嗅ぎ当てて仕留めた時の快感は、なかなか忘れられるもんじゃない。

試合の結果が出ても、出なくても、自分達のゲームができなければ意味がない。
どんなゲームでも『らしさ』を出せるように。それが出来なかったときが、完全な負け。
最後は個。自分の長所は『武器』で、『個性』
個、個性で勝負する。
いかに自分を高められるかが勝負の鍵。

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