2014ブラジルW杯、各国が作り上げたサッカー。
イマジネーション溢れる魅力あるプレーの連続に興奮しすぎて、
寝不足続きなのは自分だけではないはず・・・
さて、リオペードラのOB、大学では現役の選手、指導者としては卵の卵、
そろそろ汚い字をユーキャンのボールペン字講座でなんとかしようと考えているらしい、教え子のKんたろう。
目に入るもの全てが新鮮らしく、先日のクラブユースを観た時の感想がFBに。
“両ベンチから、そうじゃないだろ。ちゃんとやれボケ。
こうしろ、あぁしろなどと一生懸命プレーしている選手に対しての罵声。
そして思い通りにいかなかったら、お前ほんと使えねーな。の一言。
言われた選手の目死んでたね。
自分の考えでプレーできない子たちがめっちゃかわいそう。
すごく悲しい現実。”
卵の卵でも感じる違和感。
プレイヤーズファーストという言葉を知らない指導者はいないはず。
だけど、現実はこんなもん。
目先の勝利のために、大人がやらせてる感満載のチーム。
そんなチームがまだ多いのが石川県の現状。
若手の指導者に勝ち負け、数字の評価があるから勝利志向になる。
疑問に思う選手も中にはいるだろう。
それでも、選手はベンチから言われたことをそのままやってる。
やらないと、罵られるから。
そこは○○しろ!とプレーを限定されてやらされるサッカー。
決められたことだけ、言われたことだけをこなすのは難しくない。
でも、楽しくない。
やりたくなくなる。やる気がなくなる。
自己効力感が削がれてしまう。
中学年代に上がる時、大好きなサッカーを続けるならどこのチームがいいだろうかと、
ここなら上手くなれるんじゃないかと、迷って迷って選んだチーム。
理念や指導方針は立派なことが書いてあるのに、
実際は、駆け引きやアイディア、プロセスは二の次・三の次。
大人が勝ちたいがための勝利至上主義。
結果、選手がどうなるか。
判断力が弱く、創造性がなく、個性がない。
やることはワンパターン。教科書通り。
想定内の選手しか育たない。
よほど強くて賢い子なら、それでも自分なりのやり方を見出せるかもだけど。
チームの指導者が目指しているものは、最優先しているものは、本当に育成なのか?
勝ちたい指導者が、選手の芽を摘んでるのでは?
育成年代に携わる指導者は、選手達が努力し、経験し、成長する、その手伝いをしているということ。
選手達はサッカーを通じて、夢、目標を叶えるための勉強をしているということ。
勝ち負けだけで競ってはいけない。プロセスが大事。
指導者がその感覚にならないと、いつまで経っても選手は育たない。
答えを教えるのは簡単。でも正解は一つじゃない。
大人が勝たせるロボット指導じゃ、いつまで経っても世界には追いつけない。
いる場所、やること、決まってるチームにはしたくない。
勝ち負けに拘らなきゃいけないのは選手。
イエスかノーかで答えられる質問なんて、しなくていいんじゃないか。
いかに教えずに探らせるか。
公式戦=競い合い
負けたら終わりの大会も少なくない。
プレッシャーが生まれ、心理戦になる。
普段からのメンタルトレーニングが重要。
リスクを背負ってサッカーしていることにプライドを持たせる。
やれと言われるとやりたくなくなる、やらなくていいよと言われるとやりたくなるのが人間。
自己効力感=やる気が強い人間を育てたい。
周りに流されない、自分で自分を伸ばせる強い人間に。
それが自律、自立。