REVANTE レバンテ (岐阜市)代表で監督の松井さんと、新潟時代の教え子上越春日(新潟)の古寺との3ショット。
レバンテ 松井昌範氏
ご存知の方も多いとは思いますが、個の育成にこだわりを持って育成しているレバンテの代表兼監督松井さん。去年は、東海を勝ち抜き、全国に出場したチームです。
最近なんだか今まで以上にお会いできていて、刺激を頂くことができています。
教え子古寺が指導者に
自分が指導者なりたての頃の新潟での教え子、古寺とは12年ぶりの再会。
彼が教え子を連れてアウパに来てくれ、対戦してくれる日が来るなんて思ってもいませんでした。
指導者として、こんな幸せなことはないですね。
嬉しすぎて夜はついつい飲みすぎてしまい・・。笑
中学時代の古寺は1時間かけて練習会場へ来て、1時間かけて家へと帰っていました。
本人の覚悟はもちろんですが、親御さんのサポートあってこそ。
中学卒業後は、アルビレックス新潟のユースに進み(ユース時代日本代表にも選出されました)、その後、大学へ進学、今は教員と指導者の二足のわらじを履いています。
勝たせる指導者
指導者になるにあたって、新潟県長岡市のクラブチームに3年間お世話になりました。古寺が中学1年で入ってきてからの3年間。今思うとかなり濃い3年間を。
その他にも、少年団のチームの指導や、中越トレセンの責任者や、新潟国体のターゲット年代の県トレのチーフや、中越地区のキッズ委員長、クラブチーム、少年団、トレセンなど多くの経験をさせて頂きました。
そこでの経験といろんな気付きがあって、それらがリオを立ち上げるきっかけになりました。
こういうクラブがこれから必要になってくると自分なりに解釈しての立ち上げでした。
指導者の仕事は試合に勝たせること?
当時所属していた選手達は古寺を含む県内よりすぐりのメンバーで、能力も理解力もすこぶる高かったと記憶しています。
当時、県内や北信越では他を圧倒していました。
そんな彼らに、自分が貢献できていたことがあったのかどうか。
恥ずかしい話ですが、緻密さなんて申し訳ないくらいになくて、指導者の仕事が何なのかも感覚的にしかわかっていなかった頃。
技術が大事とは思っていても、今勝つのが、今が大事だと思っていた頃。
頭のどこかで、勝つことこそが全てだと思ってた頃。
通用しない全国大会
県大会で優勝し、クラブユースと高円宮杯の両大会で県と北信越を突破し全国を経験しました。
対戦したのはJリーグの下部組織、結果は惨敗。
何一つ通用しないことに、愕然としました。
『全国で通用しないのに、世界で通用するわけがない。』
『世界で闘うには、子どもの頃から徹底的に個人技術を鍛え創造性を身に付ける必要がある。』
あの頃の選手には本当に申し訳ないとしか言いようがないけれど、今のやり方じゃダメなんだと気付かせてもらうことができました。
彼らとの出会いが自分の原点で、ターニングポイントになりました。
世界で活躍する選手を
世界で活躍する選手はどんな選手なのか、今もそれを探りながら。
サッカー界でなくても世界で活躍する個、日本を変えていける、地域を変えていける個がリオから出てくれば。
俺にも残された時間はわずか。
ブレずにやり続けるのみ。
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