U12の若葉旗。結果はベスト16敗退。
選手は大会を通じて様々なことを学びました。
できる限り他のチームの試合を観るように心掛けています。
川北FC Jr.さんは、荒削りだけど特徴がある選手がいたし、優勝した符津SSSさんはやっぱり技術もあってボールも動かせる選手が多くいて、やりたいことが伝わってくる感じ。
ああいうチームが石川にたくさん増えてくれば、中学年代のレベルも上がってくるんじゃないかな。
残念なことに、自分がはるか昔に教わったサッカーを、今の小学生に当てはめてたり、育てることよりも勝つことを優先しているような、判断が伴わないやらされてる感満載のサッカーや、パターンサッカーオンリーのチームも。
例えば、キーパーや後ろはノーリスクでとにかくロングボール、早熟で現状スーパーな選手が持ち込んでゴール。
確かにジュニアやジュニアユース年代では、キーパーよくて(キーパー7、8割かも)、センターバック技術なくても強くて早くて、フォワードスピードあってキック良くて、ベンチからの指示通りに動いていれば、結果は出やすいけど。
小学生年代でこれをやり続ければ、チームとしての結果は出やすいけど。
勝つことで得られるものも多々あるのはわかるけど、この年代の選手にはしかりとしたベースを持たせてあげることが大事なのは間違いないわけで。
実際、個を見た時には、正直厳しいものがある。
遊びと判断のないプレーをやり続けたことで、上のカテゴリーに上がった時に、選手が大きな苦労をすることになる。
各高校年代、大学年代の指導者の方とお話しさせて頂く機会が最近また特に多く、そこは間違いない。18歳から、22歳からの逆算で指導していかないと、選手にそのツケがまわる。
そしてまた、こういったスタイルのチームの観客席は、必ずと言っていいほどになぜかサイドコーチングの嵐で、ともすれば失敗や審判を責めるような言葉も聞こえくる。
なんだろう、残念な何かが比例してる感じ?
育成年代の指導者が、目先の勝ち負けで一喜一憂してる場合じゃない。
主体は選手、主役は選手、ベンチから大人がやらせるサッカーからの脱却。
次のカテゴリーを預かる指導者は、そのチームが○○大会で優勝したとかは参考程度にしかしないんだし、その個がどういう技術と心を持っているのか、そこが重要。
リオの個達は、ボールを簡単に判断なく蹴らずに、相手との駆け引きを楽しみながらドリブルやショートパスで闘おうとする。
このスタイルは結果を出すのは難しいけど、それでも、ここに拘ってこれに拘って、このやり方で、チームの勝利も個人の結果も両方求める。
試合だからと120%の力を出そうと気負う必要もなく、誰にも負けない自分の長所がどれだけ出せたかが評価の対象。
そういった意味での、ただ勝つことよりも育てること。
チームの結果より個の成長。
小学校時代かなわなかった選手相手に、必ず中学3年ぐらいで逆転させる、高校で逆転させる。
そこからの逆算。
選手には目の前の勝利には拘らせながらも、指導者は今の結果に一喜一憂しないで子供達と関わっています。