チームでは選手が皆、同じ練習をやっています。
同じチームで、同じ練習メニュー。
なのに、伸びる選手と伸び悩む選手は出てきます。
身体的成長に個人差はもちろんあって大きく左右される時期でも、差が出る理由はそれだけじゃなく。
上手くなりたいなら何が必要か
漠然と上手くなりたい気持ちはあるけれど、特にこれといった努力をするわけでもない。
他のことに気を取られていたり、どこかやらされ感が漂っていたり。
ただ練習会場に来て練習メニューをこなしていても、上手くなれるわけじゃない。
当たり前だけど上手くなるためには、自ら努力することや、チャレンジすることや、目標が必要で。
ピッチに立っていれば誰かが自分を上手くしてくれるわけじゃないということ。
自分に、誰よりも上手くなりたい気持ちがあるかどうか。
気持ちを行動に移せているかどうか。
練習前
練習に入る前に、気持ちの準備ができている選手とできていない選手。
例えば練習前、座っておしゃべりしている選手と、ひたすらボールを触っている選手。
ほんの少しの行動の差が、大きな成長の差を生む。
一日一日の少しの積み重ねが、3年後には追いつけない大きな差になる。
練習中
同じ練習メニューでも、何も考えずにやるのと、頭を使って工夫してやるのでは雲泥の差。
目的持って工夫して自分からやれる子、やれない子。
目的を持ってやるということがいかに大事か。
キツイ、ツライと文句を言いながらやる練習と、難しいけどどんどん吸収したい、キツイけど上手くなるのが楽しいと言いながらやる練習。
サッカーなら辛かろうが難しかろうがただただ楽しい、そんな選手は伸びる。
練習後
練習が終われば即帰る選手、最後まで残ってボールを蹴る選手。
『何が何でも上手くなってやる』
『何が何でも頂点に立ってやる』
自分がどういう想いでやるかで変わる。
習慣の差が成長の差。
想いの差が成長の差。
挫折・失敗・悩み
真剣にやればやるほど、困難は増えて壁は高くなる。
挫折したり、悔しがったり、心が折れそうなくらい悩んだりする。
どれも必要なことばかり。
その経験を何度も乗り越えてこそ成長がある。
サッカーだけじゃなくてなんでもそうだと思う。仕事でも。
目的のあるなし
人間は、想いがあるからそれを達成するために動く。
そういうのを感覚的にわかってる選手、そういう感性がある選手が上手くなる。
足が速い、身体がでかいはつくれないけど、巧さはつくれる。
小学生の時には勝てなかったチームに、技術やセンスや駆け引きなどで勝っていくのは楽しいもの。
真剣勝負
サッカーも仕事も趣味も、毎日毎日が真剣勝負。
一つ一つの積み重ね。
楽なことをしたら楽なだけのそれなりの成果しか出ない。
言われたことしかやらないなら、できないなら平均かそれ以下。
言われたこと以上をやろうとする、やるから平均以上になるか、その可能性が出てくる。
たった一つの成果を出すために、数え切れない努力が必要。
◯関連記事
◇ サッカー ジュニア・ジュニアユース トレセンの選考基準