例えば、酒井高徳選手から聞いた話。
U-16からずっと各年代の日本代表に選出され続けた高徳選手。
選ばれた同年代の選手の中には、『コイツ上手い!』と認める選手もたくさんいたとのこと。
それでも今、高徳選手以外、代表には残っていないそう。
僕はサッカー、下手なんで。
自分が上手いと思ったことは、一度もないんで。
練習するしかないんです。
岡崎 慎司(おかざき しんじ)
生き残れない選手達
各年代のトップだったはずの選手が、今はもう日本代表やトップで活躍していない現実。
日本代表の強化のためにやっているトレセンという制度、システム。
機能しているのか、していないのか。
トレセン制度の課題を浮き彫りにする、実に興味深い話。
選ばれることの弊害
選手が消えていった理由は?
選手や親が勘違いして天狗になって、選ばれたことに満足しちゃって伸びなかったのか?
それとも元々それだけの能力しかなかったのか?
選んだ側に問題があるのか?
選手の見極めに問題があるのか?
いずれにせよ、能力だけでは通用しないし、上手いだけでは生き残れないということ。
テクニックは人から教わることができる。
でも、ハートは自分で鍛えるしかない。
ラモス瑠偉(ラモスルイ)
トレセンという制度
どこが利点で、どこが課題なのか。
トップにおいても末端においても、成果は出ていると言えるのか。
各地域によって、コーチの質、選手の選出方法など、ばらつきがあるとは思う。
トレセンに関わって指導しているスタッフは地方に行けば行くほど、学年が下に行けば行くほど厳しくなっている現実。
指導を見て、何のためのライセンス?と感じることが実際ある。
トレセンの課題
トレセンでやる前に、自分のチームしっかりやれば?と思うこともある。
人がいないからって、誰でもできるような地区トレセンであればやらない方がいいのでは?
それでも選手や親は、トレセンに選ばれたってだけで嬉しいことがほとんど。
そこも課題の一つだと思う。
生き残れる選手とは
長い間やってきて、その地域の指導レベルは上がってるのか?
選手の質は、本当に良くなっているのか?
トレセンに関わっている指導者のチームの選手はどうなのか?(勝ち負けだけの結果ではなく)
生き残れる選手とは、どんな選手なのか。
自分なりに本気でこの地域からいいクラブを育てて、いい選手を育てて、日本のサッカーに貢献できればと本気で思っています。
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