石川県にも!!

先日、中学生の練習見学に一人の若い指導者の方が来られました。

「石川県のサッカーを変えたい」、「今のままじゃ厳しい」、「フィジカルを前面に押し出したサッカーに先はないと」。
彼自身、県内の中学を卒業後、県外の高校に進みサッカーは技術なんだと痛感し、大学生活の中でもサッカー=テクニックなんだと感じたらしく。
やっぱ頭が柔らかいうちに外に出るって大事だなと。

ここ2年ぐらいの中で、高校サッカー部で活躍しているリオ出身の選手たちを観ていて、「もったいない」と。

リオペードラを学生時代から気にしていてくれたようで、今回練習を観て頂き、改めてその指導やスタイルに共感してくれているようでした。

「ドリブル」、「アイディア」、「駆け引き」。

石川県では、そういったことを大事にしている高校サッカー部は自分は今のところ見たことがありません。サッカーの試合を観ればすぐ分かります。
現在彼は、石川県のある私立高校にて指導をされています。
来週練習試合をすることも決まりました。
自分としては、ようやくそういった人が出てきたことを素直に嬉しく思っています。
安心して選手を送り出せる高校になればと期待。

今の課題は、リオペードラでドリブルなど技術をやり込んできた子達の活躍する場が県内にはないこと。どうしても違う感覚、要求のチームスタイルの中で、OBの子達がやっているのが現状。
怖がって蹴って、もしくは蹴ることがサッカーと教わり、また、全体的に技術がないから蹴るしかないと割り切られ蹴らされ。
こんな風にボールを大事にしないチームがほとんど。サッカーはボール競技。ボールを大事にしないでどうするのか。前に放り込み続けても上手くはならない。
サッカーの練習=個人の技術向上が最大の目的なはず。

そういう感覚で今まで中学3年間やってきたのに高校サッカーをたまに観に行くと、OBの子達が蹴りまくっている。蹴らされてるのか、もうその感覚になっちゃったのか?。様々だろうがすごく残念に思う。
それを見るたびにボールを持つことにプライドを持たせてあげられなかったなと反省するんですが。
だけど、「ボールを持ちすぎるな」と言われたら持たないだろうしそこは本当難しいとこ。

試合中、監督はピッチの外。プレーするのは選手。
ですから日頃から「考える」ように伝えています。楽しくやるには確かな技術が必要。
簡単にパスするのではなく、センターバックでもドリブルで仕掛けていきます。それがリオです。
その選手が、ポジションを固定され、センターバックっぽくやってても高校行ったらきっと違うポジションになるだろうし、であれば、全員が持てる技術を備えるという意味でもどんどんチャレンジさせていいという考えでやっています。

少年サッカーでもそうだし、中学、高校のサッカーも観ていて個人的に思うが、監督がゲームに介入しすぎじゃないか?ということ。
「勝負どころを見極めて、選手を投入してみたり、システムを動かしてみたり」ということを、監督がゲームの前から意図している。それが、当たり前になってる。それもサッカーの面白いとこだが、この年代でそこまでやる必要性は感じない。
「勝負どころを見極める」という、サッカーのゲームでいちばん肝心なところを、すべて監督の判断に任せてしまっている。
それでいいのだろうか?本当は、それは選手たち自身が考えることであるべきなのではないのか?
「監督を信じて、何も考えずにプレーしました」というのは、高校野球では美談になるようだが、サッカーでは絶対にそうはなってほしくない。
プレーするのは選手。

これからも、ドリブルやボールコントロールを中心に、徹底的に個人技を磨く指導をすることは変わりません。
石川県主流の、「勝てるサッカー」ではなく、「上手いサッカー」目指して!!

色んなサッカーがあっていいとは思います。
ですが、リオペードラでは、「上手いサッカー」でこの石川県にまずは一石を投じたいと思っています。

こんなチームが一つぐらいあってもいいかなと!!

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