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リオペードラ加賀コーチブログ
週一回各コーチが投稿しています!!
一貫指導(一貫指導の意味)
一貫指導とはサッカー協会の組織的なシステムでなく考え方やコンセプトという意味。
長期的な視野に立ち、子供たちに財産=技術を持たせ、次のステージに送り出すこと。
育成年代で勝負だけにとらわれ、勝つサッカーだけを目指してはいけないと考えています。
この世代が試合に勝つことは簡単。
DFにキック力のある選手をおいて、ロングボール中心に、FWに足の速い選手を置いて配置すれば簡単に勝つことができる。
勝つためには、組織やシステムの練習を優先せざるを得ない。
ただ、そこには技術や判断がない為、将来の成長を阻害していることになる。
大会は手段であり、目的ではないということ。
上から下まで統一した考え・指導・情報の共有が必要だとリオペードラでは考え、子供たちに指導しています。
下の写真を見て頂ければ少しはわかると思いますが、徐々にその成果が出てきています。
リオペードラでは現在、3歳から大人まで同じ考え方で指導をしています。
特に、ドリブル(ボールを持つ)に関してはこだわって取り組んでいます。
一流選手と同じように、いつも同じボールの持ち方が出来るようになる為、ボールの置き所、ボールの持ち方、基礎技術の質や精度を磨くことに多くの時間を割いています。
ドリブルができない選手は、置き所が一定でないからコントロールするたびに置き所が変わってしまう。結果、ボールを失う。
今日のスペトレでも感じましたが、やたらとシザーズとかステップオーバーとか言われるやつを使う子達が結構いる。
おそらく近くにあるそういうスクールで学んできてるのだろうとは思うが、結果的に失うことが多い。
子供は名前のついた、派手なフェイントなどを学ぶことは実際食いつくんですが・・。
うまくなるかどうかは別だと自分は考えています。大人になってそれなりのレベルになった時、ほとんど使えないと思います。
ボールコントロールが出来ていないのに、しっかりとした基礎(ベース)=持ち方が出来ていないのにいろんなフェイントを覚えても実際身につかないと思っています。
下の、メッシ、ロナウジーニョ、バッジョの写真を見て分かるとおり一流選手は自分の型を持っています。
そういういろんなタッチやフェイントは見た目にはいいとは思うけど、実際一流選手がそんなに派手なタッチやフェイントを使っているかと考えると使っていません。
一流選手の派手なプレーにはしっかりとした型(持ち方)があることを知ってほしいと思います。
なので、実際そういうクセのついていない子のほうが持ち方がどんどん良くなっていくのがスペトレの現状です。
話はそれましたが、リオペードラでは、学年が違ったら、コーチが変わったら、次のカテゴリーに行ったら、という理由で指導の内容が変わるということはありません。
ジュニアでの「結果・成果」ではなく、より大人に近いユース年代での「結果・成果」を重視するようにしています。
「一人一人の成長」ということでコーチ達の考えは一貫してるし、今の結果が大切なのではなく、どれだけ将来に繋がる指導ができるかということ。
リオ、スペトレ通じて、いい持ち方を身につけ、世界に羽ばたける選手が出ることを目標にこれからもトレーニングに励んでいきたく思っています。