登り綱

写真のように、小学校の体育館に、上から吊されたロープが、昔はどの小学校にもあったように思い、昨日選手たちに聞いてみたら吊るされてたと答えたのは半分くらい。
危険という事で使用できないようになっていったそう。
全身を使って自体重で、よじ登ったりぶら下がったりと、筋力・バランス力を鍛えることができるあの登り綱はすごく運動効果が高いと思います。


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何でも危険危険。
温室育ちの野菜が、自然(違う環境)に出たら枯れるのと一緒。
野菜でも、温室育ちに大事に育てすぎて定植してから一部枯れたというのはよくある話。青枯れ病にかかったとか。

登り綱の話はもういいとして、安心とか安全とか危険とか危険じゃないのか別に線引きする必要はないと思うし、正解はそれぞれあっていいとは思うけど、子供たちの表情や言葉を聞いていると、大人や環境に守られすぎてるなと日々感じます。
何が危険で、安心なのか。大人の感覚に全て委ねるのではなく、それを疑ってかかる着眼点を持てるようになってほしい。
常識と言われてることであったり、基準と思われてることであったり。

今、彼らは学生の務めとして、一つの解答がある勉強はもちろん大事だと思うけど、社会に出たら答えがあることばかりではないわけで、むしろ答えがないことばかりなわけで。

サッカー通じて、結果思考でなく、プロセス思考を養うことで、必ず社会に出ても通用、または活躍する人材が出てきてくれればと願い、この志事を想いをもって継続していこうと日々子供たちから思わされます、学ばされます。

最近意識しているのは、『自己効力感』。
自己効力感=やる気。

素直で従順な子が評価される現状を打破したい。
親や大人の意見や指示に従い続け、淡々と生きている個が多い。
最近読んだ本にも書いてあったけど、日本の教育システムは大人や誰かに決められたことばかりをやることに慣れてしまってると。
親主導で詰め込み型の習い事をこなす生活。
能力とか学力ではなく社会に出れば人間力。
人生は1回きり。
能力とか学力でなく、行動力や考え方、物事の捉え方が大事だと自分は思います。
素直で従順な個でなく、やる気が強い人間を育てたい。
自己効力感の高い個が育つ環境でリオペードラはありたい。そういうクラブを育てていきたい。
全然まだまだ。
『軌道に乗ってきましたね。』
先日そう言ってくれた方もいますが、自分としてはこれっぽっちも軌道に乗ったなんて思えない。
本当まだまだ。
やるべきこと改善することは山のようにある。

勉強についても、結果を考えて勉強しないことが重要だし、とにかくプロセスを大事に考えられるように。
3年生とも進路について話すけど、合格をゴールとしないで。
夢、目標を叶えるための勉強だということ。
子供たちの様子、環境を日々探っていると、そういった着眼点を持てるように子供達と関わらねばと痛感しています。

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