サッカー その行動は誰のため?子どもの成長の芽を摘む大人の習慣7つ

『可愛い我が子には、できるだけ挫折や失敗や苦労をさせたくない。』
『困っている姿や悩んでいる姿なんて、可哀そうで見ていられない。』
そんな風に考えて、行動も伴ってしまっている大人。
子どもが自分でできることでも(自分でやるべきことでも)、先回りして手や口を出し、解決してしまう。
『子どものために』とあれこれと口や手を出す行動が、実は自分が安心したいためで、子どもの成長を妨げているとしたら。

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子どものためにならない大人の習慣

・サッカーに行く前に、ユニホームや道具一式を揃えてカバンに入れて準備してやる。
・練習会場まで、カバンを持ってやる。
・忘れ物があれば、会場まで届ける。
・『すいません。ボールを忘れてしまったので、貸してもらえませんか?』と、子どもの代わりに聞く。
・練習が終わった帰り道、カバンを持ってやる。
・家へ帰るとカバンの中から汚れたユニホームやシューズを取り出して洗ってやる。
・子どものサッカーの予定を完璧に把握している。
こんな習慣がある大人は要注意。

サッカーの練習に参加するのはお母さん?

どれも小学生年代でありがちな光景だと思いますが、実は中学生でもあります。
自分がやるサッカーの練習時間や、練習会場を知らない。
サッカーの予定は親が管理していて、子どもは親に言われた時間に言われた練習会場に送ってもらうだけ。
『すいません。私が練習時間を間違えて遅れてしまいました。』とコーチに謝るお母さん。
やってやるのが当たり前と思っている大人と、やってもらうのが当たり前と思っている子ども。
誰が、何のためにサッカーをしているのでしょうか。

子どもとの距離感が近すぎる場合

『親を頼る子ども』と言えば当たり前のことのようで、一見聞こえはいいかもですが。
自分のことを自分でやる習慣がないということは、自分で考える習慣がない、自分で判断する習慣がない、自分の意見がないということ。
周囲の大人が先回りして干渉し過ぎている弊害です。
子どもの判断を奪い、発言する力を奪い、親がいないと何もできない人間に育てたいならそれも良いかもですが。
やりたくないという子どもに、無理やりお願いしてサッカーをやってもらっているわけじゃないはず?

失敗をする場所

大抵の場合、お子さんが所属されているチームは、単にサッカーの技術を身に付ける習い事の場ではありません。(中にはそんな場合もあるかもですが)
自分がやりたいというサッカー。
時間や用具の管理など、自分のことは自分でやらせるべきです。
最初はもちろん時間もかかるし、失敗もあって、恥ずかしい思いもします。
ケンカや衝突も必要で、思い通りにならない悔しい思いや、思いやりを学びます。
自分さえ良ければいい、他人に興味を持てない大人にはなってほしくないはず。
困っている時はそこは一緒に考えるフリをして、大人が解決することなく、正解を教えることなく導いてあげてください。
子どもの成長の芽を摘まないように。
大人が我慢しさえすれば、子どもはいずれ自分で工夫しながらできるようになるものです。





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