小学生年代、早熟な選手は、サイズとスピードがあるためにチームで重宝されることがあります。
早くから注目されることが裏目に出て、そのために自分は周りの選手よりも上手い、優れていると選手自身が勘違いしてしまうことがあります。
それでも、よほどスーパーでもない限り、技術がなくても身体能力でなんとかできてしまうのは小・中学生年代まで。
いつまでも身体能力に頼っていては、年代が上がった時に同じように活躍できるとは限りません。
大好きだったサッカーを楽しめない
能力があっても、勝ちたい大人に『ああしろこうしろ』とプレーを限定されて、やらされる環境にいるとしたら。
いつの間にか『ああしろこうしろ』と言われなければ動けなくなります。
他の選手よりも優れていたはずなのに、通用しなくなっている自分、伸びが止まりつつある自分に気付くようになれば、大好きだったはずのサッカーが楽しめなくなります。
子どもの可能性は無限
反対に、今もし活躍できていなくても、悲観する必要は全くありません。
子どもは10人いれば10通り。上手くなる時期も様々。
間違っても『この子には才能がないから』と決め付けて辞めさせてしまうことのないようにしてほしいと思います。
練習好きも才能のうちだと思います。
切磋琢磨できる環境
積極性を養うには時間が必要で、指導者が教えすぎないことも、自由な発想を奪わない、という点では重要だと思っています。
自分で考えたり判断したり、仲間と切磋琢磨できる環境で、失敗を恐れずにチャレンジする姿勢、素直で向上心があってサッカーが大好きで、もっと上手くなりたいとコツコツ努力を積み重ね練習を続けていれば、間違いなく技術は向上し精神面でも成長します。
積み重ねることが自分を信じてできるかどうか。ここがポイントじゃないかなと子供達から教えてもらいました。
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