上手いとか上手くないとか、試合に出るとか出ないとか、勝った負けたとかのものさしじゃなく。
本気で何か打ち込んで、失敗を繰り返して学ぶこと。
大人になる前の最低限の準備、社会への順応性。
死ぬまで順風満帆なんて、あるわけがないんだし。
■社会に順応できない大人
一人一台ゲームに夢中。
気に入らなければすぐリセット、指一本で解決する世界。
勉強は出来ても、人と関わることが苦手。
言われた通りに言われたことだけやっていれば褒められて、挫折なんぞしたことがない。
転んだことがなければ立ち上がり方がわからない、頭の中は平和ボケ。
大人になってからのたった一度の挫折で心が痛み、自分の世界に引きこもる。
自分が許せない、他人が許せない、感謝を知らない、そんな大人にならないために。
■経験を積み重ねる
やったことがないけど、やってみる。
何度でも、チャレンジする。
子どもにとってはワクワクのドキドキ、大冒険の始まり。
楽しいが一番。
だけど、楽しいことだけあるわけじゃない。
思い通りにならないこと、友達との衝突、トラブル。
できそうなのにできない、勝ちたいのに負ける。
調子のいい時もあれば、うまくいかないこともあって、悔しさと辛さが次々壁になって現れる。
■努力を積み重ねる
成功すればひとときの達成感、また次のチャレンジが始まる。
雨でも練習、雪でも練習。
キツい、やりたくない、怠けたい、投げ出したい、そんな自分とも闘わなくちゃいけない。
感情を共有できる仲間達には、助けられたり助けたり。
人の痛みを知って、思いやりや協調性が育つ環境。
自分一人の力では何もできないことを知り、応援してくれる親の姿に気付く。
心から感謝できた時に、幸せと自分の成長を感じる。