子どもが失敗したときの対処法?

失敗は成功の母。
発明王 トーマス・エジソンの名言の一つです。
失敗は勉強であり、発見であるということ。
失敗を失敗と捉える必要すらないことを教えてくれます。

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学年が上がり、新たなスタートを切って、少しずつ不安や緊張が緩みかけてきた頃。
小学生気分が抜けないのは、実は子どもではなく大人の方では?と思うような出来事がいくつか。

昔、サッカーをやっていたというお父さん。
中学生の息子が練習から帰ってくると、
「今日は何点とった?こういう場合はああでこうで」
と、毎回始まったり。
この儀式、スポ少時代から続けられてきたそうですが、最近では
「うるさい」
としか返事が返ってこなくなり、息子に何か悩みやトラブルがあるのではないか?と不安になって、
「お前が行って、コーチに話を聞いて来い」と言われたので来ましたーというお母さん。

もちろん本人は特に変わった様子もなく、日々サッカーに打ち込んでいることを伝え、
「自我の芽生える時期ですし、小学生の頃とは少しずつ関わり方を変えていけたらいいですね」
とお話ししました。

練習に遅れて参加した中学生。
「予定が変更になっていることに気付きませんでした」
あー気付かなかったんだーじゃあしょうがないよね(´・ω・`)とはなりません。
なぜ気付かなかったのか?原因はどこにあるのか?

本当の原因は、『自分の予定を自分で確認していない』ことにありました。
お母さんが予定を管理していて、
その選手は自分で予定表を見ることもなく、
言われた時間に、言われた場所に行くということを繰り返していたそう。
誰が何のためにサッカーをしているのか?

ただ、目先のことだけ考えるのなら、大人が手を出し、口を出したほうが失敗は減ります。
早いし楽だし、どこか双方が居心地よくもあるのでしょう。
大人がそれを当たり前の行為だと接していれば、
子どももそれを当たり前のように受け止めてしまいます。
子どもが良くなるのも、悪くなるのも、関わり方一つ。

それでも、失敗してコーチに叱られたら、可哀想だから・・・とお考えの方。
子ども目線で考えてみるのも手です。
自分の小さい頃はどうだったでしょうか?
ちょっと難しいことをやらせてもらえる時、ワクワクドキドキしませんでしたか?
できないことができる様になった時、誇らし気な気分になりませんでしたか?
自分で出来ることを奪われて、出来ないことを増やされる方が可哀想ではありませんか?
やらせているか、やらせていないかの違いだけで、大人が思っている以上に、子どもは出来ます。
最初は失敗も繰り返すでしょうが、失敗しないための工夫もします。

練習会場へ来て、ボールを蹴るだけがサッカーの練習ではありません。
汚れた練習着を息子のカバンから取り出して洗う必要はなく、
放置したままの、泥のついたスパイクやソックスを洗う必要はなく、
息子のサッカーの予定を把握する必要もありません。
お弁当はいるのかしら?忘れ物はないかしら?と、心配する必要もありません。

頼まれるまでは、何もしなくていいのです。
そして、お子さんに宣言してください。

「お母さんが、サッカーやってるわけじゃないからね」

お子さんにどんな大人になってほしいですか?
いい大学へ進んで、大きな会社に入って、とかでなく、
どんな人間に育ってほしいかをイメージして、広い視野で見ていただければと思います。

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