少年サッカー チームの選び方 スポーツ少年団とクラブチームの違い ~スポーツ少年団編~

お子さんがサッカーを始めようとする時、まずどうしようかと悩むのが、チーム選び。
『何を基準に選んだらいいのかわからない。』
『スポーツ少年団とクラブチームは、何が違うの?』
という親御さんは少なくありません。
スポ少もクラブチームもどちらも小学生の少年サッカーチーム、という点では同じ。
自分も指導者を始めた当初は、ボランティアコーチとして少年団に所属していました。

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■スポーツ少年団の運営

一般的に、スポーツ少年団とは、保護者が主体となって運営しているチームです。
保護者の方が持ち回りでいろんな役割をこなし、保護者会があって役員を引き受け、子どもたちの為にと一生懸命になって企画運営し、時には選手確保のための営業まで、保護者の方の役割です。
どの大会に出て、送迎はどうするのかとか、スタッフの配置や指導方針や選手の起用にも意見して、決めることも出来るチームもあります。

■スポーツ少年団のコーチ

コーチは、お父さんコーチやボランティアコーチで、仕事終わりに平日練習や週末練習に来て指導します。
報酬はチームによりますが、あったりなかったり。
このように、人件費がさほどかかっていないので、運営に必要な月の会費は安価に設定できます。
そのため、学年を通して一貫した指導をすることは難しく、コーチごとに指導のバラつきがあることも。
子どもが卒団すればお父さんコーチも一緒にいなくなる、ということもあって、毎年方針が変わりやすいデメリットもあります。

■スポーツ少年団の会費

コーチや世話役の人件費がかからず、練習会場は、週に2.3回程度、学校や市のグラウンドを借りて使用しますので、会費が安く、入会しやすいです。
練習着も決まったものがあるわけでなく各自が好きなものを着ているチームも多くあります。
時にはコーチがいなかったりすることもあります。サッカー的にはあまり良い環境とは言えませんが、お友達も通っていて、家から近くて会費も安価であれば、という基準で選ぶなら充分にサッカーは楽しめるでしょう。

■スポーツ少年団の保護者の役割

いろんなことを保護者主導で行っています。
コーチのお弁当やお茶の準備、当番制での洗濯や用具の準備や運搬、選手の送迎。
その昔は緊急連絡網なんて、保護者同士が電話リレーなんてこともありました。(最近はLINEで済みますね)
審判の資格を取って試合で笛を吹いてもらったり、遠征時のユニホームの洗濯や食事の世話などでついて行ってもらったりすることもあります。

■スポーツ少年団の大会

会場では、揃いのチームカラーのTシャツを着たお母さんやお父さんが、忙しく走り回っている光景を目にすることがあります。
少年団主催の大会では、準備の段階から、役員を中心に打ち合わせのための集まりで、市区会館を借りたり、ファミレスで集まったり、保護者同士が何度も顔を合わせ、意見を交わすことで自然と横の繋がりが強くなります。
会場の確保と準備、運営のテントやチームのテントの設営、本部の運営、審判、救護班、駐車場係、アナウンス係、お茶出し係、お弁当の準備、温かな豚汁の準備など。
大会が終われば、後片付け、トイレ掃除、反省会を兼ねた打ち上げもあるでしょう。
こういったサッカーのイベントだけでなく、子どもたちがサッカー以外でも楽しめる、ボーリング大会や懇親会などのレクリエーション的な企画もたくさんあるチームもあります。

■スポーツ少年団の役割

スポーツ少年団が、子どもたちの、日本のサッカーの裾野を広げて支えてきたと思います。
でも、自分は自分の経験を元に、それだけでは今後は足りないとも思っていて、クラブチームでやる必要があると思い、リオペードラを立ち上げました。
あっちが良くてこっちがダメとかの話じゃなく、自分なりに、もっと子どもたちのためになるやり方があるはずと、模索しています。
育成にも、普及にも、強化にも、ニーズに合わせて選べることが必要だと思っています。

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コメント

  1. 八田 透 より:

    少年団で助監督兼コーチやってます。
    コーチ陣全員が本業を抱えるボランティアで、
    私自身転勤で、あまり顔を出せなくなったこともあり、
    続けて指導してくれるコーチ陣の頑張りに頭が下がる思いです。

    出来るだけバラバラにならないよう
    団の方針、指導の方向性を決めて進めていますが、クラブチームほど一貫出来てないと思います。

    自分たちとは違って
    クラブチームのコーチは、一日中指導に充てられるので羨ましく思うこともあります。

    何れにしても、少年団には少年団の、クラブチームにはクラブチームの存在価値があると思います。

    お互いが切磋琢磨し、足を引っ張り合わないような環境づくりが必要と感じてます。

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