サッカーに限らず、お友達もやっているし子どもがやりたいっていうからと、軽い気持ちでスポーツを始めたけど、『こんなに親が大変だと思わなかった!』という声を聞くことがあります。
意外に保護者の手伝いや当番などの負担が大きくて、朝から日替わりで飲み物やお弁当を準備したり、送迎当番で車を出す必要があったり、下の子もいるのにとてもじゃないけど続けられない・・・。
月々の金銭的負担はそれほどでもないからと入会したはずなのに、なぜこのような言葉を聞くことがあるのでしょうか。
入会(入団)する前に確認すること
月の会費はいくらなのか、用具にはいくらかかるのか、練習のある曜日や時間などは?この辺りは割とどなたもしっかり確認されていると思いますが、それ以外にもチームの指導方針などは最低限知っておきたいもの。
親の手伝いはどれくらい必要なのか?練習試合やチーム主催の大会やイベントなど、高学年になれば公式戦が始まります。
保護者はどれくらいの頻度で手伝いがあるのかなど、聞くことが可能であれば、コーチだけでなく他の保護者にも聞いた方がいいと思います。
『練習は週に3日あるけどコーチが来るのは2日だけ。』
『思っていたレベルと違う。』
親子ともども『こんなはずじゃなかった!』と後悔する前に。
親の負担は金銭的なものだけじゃない
会費が安ければ、コーチはボランティアコーチやわずかな謝礼を受け取るのみで指導だけに関わっていて、親御さんが準備や運営や手伝いに関わっている場合が殆どです。
親御さんが練習時や試合時のコーチのお弁当やお茶を毎回準備しなくてはならないチームもあります。
中にはそれに伴う親同士のしがらみがわずらわしいからと、スポーツそのものを辞めさせてしまったりすることも。
どのチームも最初はボランティアでコーチをされている方へのお礼の気持ちや、選手達が気持ちよくスポーツに打ち込めるようにと、良かれと思って始めたことなのでしょうが、いつの間にか『過剰な世話焼き?』と思うほどになっていたり、それが下の学年に受け継がれてしまっている場合があります。
体験練習に参加すること
あとは、通える範囲のいろんなチームを見て比較することです。
見学だけよりは、可能な限り体験練習に参加した方がいいと思います。
家から近いとか練習メニュー云々よりも、コーチの身だしなみや言葉掛け、練習の雰囲気などもチーム選びの参考になります。
本来の目的は、子どもがスポーツを楽しみ、スポーツを通じて成長することですが、合う合わないはあるものですし、親が出来る、出来ないもあるものです。
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