先週の連続サッカーからなんだか身体の調子が良くありません。
週末は遂に親知らずに痛みが・・。
2年前のあの激痛。思い出しただけで気が引けます。だけどそのままにしてはおけないので来週抜くことにしました・・・。
でも、病は気から。
こんな時こそ気愛入れていこうと思ってる今日この頃です。
さて、先週末のトップリーグ。
会場が近いということもあり下の学年にも観てもらいました。
結果は引き分けだったのですが、試合後下の学年にも感想を聞きましたが、見せてよかったとそう感じました。
ちゃんと結果ではなくプロセスに目を向けれるようになっています。
3年生は下の学年に魅せたい!!という気持ちが強すぎたのか、狭いとこを無理やりにでもこじあけようとする3年生。
それはそれで面白かったんですが。
もうちょっとシンプルにという部分もありましたが、最初からシンプルさや効率を求めてトレーニングしてたらああはならないので。
ドリブル、ショートパス、浮き球などいろんなアイディアがありました。
前回は8点差で勝利している相手のため、点を取れてないことで終盤は焦りが出てましたが、あそこでもっとゆっくり相手を観て遊び心もってプレーできるようになるともっと面白いんだけどそこはまだまだ。まだまだ伸びしろがあるってことで。
ただ、普段やっていることを随所に出してくれて下の学年にはとても刺激になったと思います。
勝ちに価値を求めるならもっと違ったやり方もあります。
彼らは育成年代真っ只中の個達。
勝負だから勝つためにやるのは大前提で、誰でもはじめから負けるために戦うわけではありません。
勝利を目指すのは当然のことですが、結果以上に、試合をすることで得られるものに価値を見出してリオでは活動しています。
自分たちの良さを捨ててまで全員で守ってクリアし続けて勝ったり引き分けで勝ち点を得たとしてもリオの選手たちは誰ひとり納得しません。
そういった意味でどんな相手どんな試合でも変わることなく、自分たちのサッカーにプライド持って戦う3年生は誰に見せても恥ずかしくない試合をしてくれます。
どう勝つか?
ここを大事にしながら高校に進んでもサッカーしてもらいたいものです。
ホームページの指導方針やコンセプトには素晴らしいことが書いてあるのに実際のゲームでは目を疑うようなことをしている現状がまだまだ多いです。
期待して入った子供達はどう感じているのか。もうそこに染まっちゃっているのか。親はそういうゲームを観てどう思うのでしょうか。
サッカーが分からない親は何も思わないでいてくれるかもしれないけど、子供達は今は分からなくても大人になった時気付きます。知ります。
その時、そこで育ったことを誇りに思うのかどうなのか。
ここが肝心なとこだと自分は思っています。
勝ち組じゃなく価値組に!!
いつも多くの刺激を与えて頂いている某クラブ代表の以下コメント。
私達は、この年代の「目先の大会」「目先の勝ち負け」に一喜一憂することなく、縁のあった選手達が少しでも「息の長い選手」でいられるよう、環境を用意したいと思います。
「勝ち負け」も大切ですが•••!
「勝ち負け」も大切なことでしょう。でも最後は「個」なのです。ジュニアユースチームで一生一緒にやって行くわけではありません。
高校の練習会に行ったら感じることでしょう。果たして「自分の武器」は何なのだろう?
スピード?強さ?体格?体力?
それだけなら、他に取って代われる選手が山ほどいます。
先人の先輩達も、山ほど消えて行きました。「目先の勝ち負け」「目先の大会の結果」に、一喜一憂していたら、先人の先輩のように「息の長い選手」にはならない気がします。
リーグ戦!勝点!順位!
そんなことはどうでも良いことです。この年代には心から危機感を感じます!
Pリーグとは?より以下抜粋
リーグ戦文化とは、何であろうか?
JFAのロードマップには、「リーグ戦文化が醸成され定着し、長期にわたる拮抗した競技環境が整備され、日々の切磋琢磨から選手が育つこと」と書かれている。
「長期にわたる拮抗した競技環境が整備され」とあるが、公式戦であるリーグ戦の環境は整備されて来てはいるが、その裏側で、公式戦に出られない選手が多数いることを見落とさないで欲しい。練習の成果は、練習ゲームで確認しながら、公式戦で最大のパフォーマンスを発揮出来るようにしながら、選手の育成、チームの育成をして来たのが、リーグ戦文化が定着するにつれ、練習ゲーム等の数が少なくなり、練習は、公式戦で確認するようになって来ているのではないであろうか?公式戦は、結果を前提として望むようになり、勝敗に拘った考え方、取り組み方になっていないだろうか?
サッカーと言うスポーツは、状況に応じて様々な判断しなければならない競技であると考えています。ジュニアユース年代では、創造力あふれる選手に育っていってもらいたい想いがある。目の前の試合に勝ちたいための選択ばかりを繰り返していたら、そんな選手は生まれないのではないかと考えてしまいます。勝ちを目指す中で、どんな「価値」を引き出せるか、失敗を糧にしなければ、「価値」は引き出せないのではないかと考えます。
ジュニアユース年代は、個人の身体能力は勿論ですが、育成期においては、体格差に大きな開きがある選手達がサッカーをしています。「体が小さい、足が遅い」からと言って、「公式戦では使えない」と言う言葉を、よく聴きます。
ジュニアユース年代の大概の指導者は、「伸ばす」ことと「勝たす」ことでは、育成では、前者が上回らなければならないと考えていると思います。選手として「伸ばす」ことは、人として「伸ばす」ことでもあり、指導者の我慢なくして、成長しない選手の方が、圧倒的に多いのではないでしょうか。成長する為には、いろんな山の登り方があり、登り方があると想います。「人を育てる」ことで、大切なのは、パフォーマンスを発揮出来ない選手の中にも、練習の中で優れたところ、その可能性を見つけるところではないでしょうか。優れた能力を持ち合わせている選手も、そうでない選手も『可能性』に分け隔てはないと思います。
以上。
勝ちにこだわりを子供たちに持たせることはもちろん大切。
「勝ちたい」「表彰台にあがりたい」という気持ちから、「どのように努力すればいいか?」という考えも生まれてきます。。
だけど、「試合に勝つこと」「大会で優勝すること」をチームの目標として掲げた時に大切なのは、「結果だけじゃなく、積み重ねてきたプロセス(過程)だ」という意識を指導者やサポーターが持っていること。
シュートが入らなかったことを、「何やってるんだ」と否定することは簡単。チャンスを創り続けたことなどプロセスに目を向け、もっとそのチャンスを増やすためにはどうしたら良かったのかなど考えていけば、選手はうまくいかなかった局面、試合からでも学ぶことはできるし、前向きに勝つ為の方法も考えることができるはず。
こうしていくことが、「勝つ」という目標と、その個の自発的な伸びの両立を生むことにつながると考えています。