『ドリブルが上手くなりたい。』
選手からよく聞く言葉の1つです。
ドリブルには大きく分けて、『突破』と『ボールキープ』の2種類。もう一つは企業秘密。
相手にボールを奪われないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
選手によってタイプが違うドリブル
ドリブルのタイプは選手によって異なります。
突破系だと、メッシ、クリロナ、カカ、ロッベン、ネイマール、Jなら原口とか。
キープ系だと、シャビ、ジェラード、本田、遠藤とか。
両方兼ね備えているのは、香川、イニエスタとか。
選手には、ゲームを観る時にそういうところもアンテナを張って感じてもらいたいと伝えています。
ドリブルの基本的なポイント
ドリブルの上手い選手はいつも同じボールの持ち方ができています。
いつでも『良い持ち方』ができるので、ボールを奪われたり触られたりすることがありません。
下手な選手はコントロールするたびボールの置き場所が内側だったり外側だったり。
持ち方が一定じゃなく、バタバタとドリブルを始めるまでのノッキングが多くなっています。
クリロナのボールの置き場所
例えばつま先の前に置くのか、外側に置くのか。自分のスポットを持ったほうがいいと思います。
つま先の前に置くメリットは、まっすぐ縦へのスピードを上げやすいこと。
デメリットは、つま先の前でさらすことで間合いを詰められやすいこと。
クリロナはほとんどつま先の前に置いています。
同様にベイルとか、レノン、ヘススナバスのような身体系の選手はつま先の前が多いかな。
でも彼らは、幅が大きい切り返しでボールを動かしたり、大きい身体でキープしたり、足のリーチも長くて一回でボールを動かせる範囲も広いから、つま先の前のデメリットが解消できています。
メッシのボールの置き場所
身体が大きくない選手は、つま先の前だと突っつかれやすくなります。
メッシ、イニエスタ、ロナウジーニョは、足のリーチも短いから間合いの不利を克服するために、常に外側にボールを置いています。
常に半身の体勢で、自分と相手の間合いをコントロールしています。そうしないと簡単に懐に入られてしまうからです。
このように、自分の身体的特徴を活かすために一流選手は自分のスポットを持っていて、一番いい場所にボールを置きます。
自分の特徴を生かす
ボールの置き場所、自分のスポットは身体の大小やリーチによって変わります。
自分は、メッシスポット系なのか?クリロナスポット系なのか?
自分のドリブルの基本形、18歳までに身につけて欲しいと思います。
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