先週末はとてもハードで、そして刺激的な3日間となりました。
3年生はトップリーグ最終戦。勝てば優勝となるゲーム。後半残り20分まで3-1で勝ってた中、残り5分で追いつかれ、結果、準優勝という結果でリーグを終えました。
前々節、そして、今回の最終戦も勝つこと優勝することをを第一に置けば、引き分けに持ち込めたり、勝ちきれたとは思います。ただ、最後まで彼ららしく戦ってくれたことは誇りに思います。
3年生は最後の公式戦となるフットサルが残っています。そこでもらしく戦ってくれることでしょう。一緒に楽しみたいと思います。
3年生時は秋から春のこの期間で大きく伸びます。
高校でも本気でやりたい選手は、更に飛躍するため春までに自分で力をつけるべく努力出来るかどうかがポイント。
1、2年生はプロセスリーグ。
○プロセスリーグとは
第1回2012年7月 関西・東海・関東から、こだわりと技術を持ったチームが参加して不定期に開催(静岡県)
「勝ち負け」の「勝ち」ではなく、試合内容・個人技術、または、普段見過ごされてしまう局面に目を向け、「価値」あるゲームにとことんこだわり、技術を高める場とするという理念の下、「セオリー」や「パターン」という固定概念を取っ払い、固定概念や先入観を崩して、新しいものを生み出すことを目的とする
○谷本ノートより
サッカーと言うスポーツは、状況に応じて様々な判断しなければならない競技であると考えています。ジュニアユース年代では、創造力あふれる選手に育っていってもらいたい想いがある。目の前の試合に勝ちたいための選択ばかりを繰り返していたら、そんな選手は生まれないのではないかと考えてしまいます。勝ちを目指す中で、どんな「価値」を引き出せるか、失敗を糧にしなければ、「価値」は引き出せないのではないかと考えます。
ジュニアユース年代は、個人の身体能力は勿論ですが、育成期においては、体格差に大きな開きがある選手達がサッカーをしています。「体が小さい、足が遅い」からと言って、「公式戦では使えない」と言う言葉を、よく聴きます。
ジュニアユース年代の大概の指導者は、「伸ばす」ことと「勝たす」ことでは、育成では、前者が上回らなければならないと考えていると思います。選手として「伸ばす」ことは、人として「伸ばす」ことでもあり、指導者の我慢なくして、成長しない選手の方が、圧倒的に多いのではないでしょうか。成長する為には、いろんな山の登り方があり、登り方があると想います。「人を育てる」ことで、大切なのは、パフォーマンスを発揮出来ない選手の中にも、練習の中で優れたところ、その可能性を見つけるところではないでしょうか。優れた能力を持ち合わせている選手も、そうでない選手も『可能性』に分け隔てはないと思います。
そこで、全ての選手の『可能性』を引き出す為には何をすれば良いかと考え、P(プロセス)リーグを立ち上げることにしました。
○今回参加チーム
FC Regate(福島県) FC NATIONAL(埼玉) バンデリージャ横浜(神奈川)
FC.Liens(大阪府) Bluette FCA(千葉)リオペードラ加賀(石川県)
選手、指導者の皆さんとの交流を通じて、たくさんの刺激を頂けたことにとても感謝しています。
自分が1番嬉しかったのは、リオのスタッフ皆が各スタッフの皆さんと多くのコミュニケーションを取らせて頂いた事で、すごく刺激を受けたことです。
夜の食事会(のような勉強会のような)でも、全スタッフが参加し有意義な時間を共有することが出来ました。
『こういうことがあったんだけど皆さんならどう対応する?』
この質問に対して、順番に自分の考えを述べていくなんてこともありました。
今回参加チームのスタッフの皆さんは、選手一人一人のことを真剣に考えているし、よく観ています。
チーム優先、クラブ優先ではなく、選手優先。チームの結果よりも個人の結果を重視。
皆さん、チームで結果を残すことがクラブの価値、評判を高めることだなんてこれっぽっちも思っていません。
矢印が外部ではなく、選手にしっかりと向いています。
選手にいい経験をさせてあげたい、刺激を与えてあげたい、より良い環境を与えたい。話をしていてその想いが強烈に伝わってきました。
各チームの子供たちを観ていても、すごく自然というかサッカーが好きなんだろうなと。
言われたからやるんじゃなくてやりたいからやる。教えてもらおうじゃなくて、やりたいからやる。
やらされてる感はなく、やらねばならない意識でもなく。
やらねばならないの意識でやってることは可能性を狭めていくと思っています。
ワクワクする気持ちを大事にしながらやりたくてしょうがないという風に自分をコントロールする。
やることやってることは同じでも、やらねばならない意識と、やりたくてしょうがないという気持ちでは結果が大きく違ってくるはず。
もっと言うなら、結果を出す人、選手は、やらねばならない意識だったとしても、やりたくてしょうがない意識にセルフコントロールできるんだと思います。
選手を見ていてもすごくたくましいし、コミュニケーションスキルが高い。正直、現時点で2年生はおとなしい子達ばかりなので圧倒されてたように思います。
各チームの選手からサッカー以外の部分でも刺激をたくさん受けたと思うし、それをこれからの自分の成長に繋げてほしい。
自分で、自分の枠、自分の脳みそを拡げていってほしい。そう思います。
日程は調整中ですが、次年度プロセスリーグin石川も決まりました。
今からすごく楽しみです。