指導者が変われば選手が変わる

毎週金曜開催のスペシャルトレーニング、ドリブル塾には、市外・県外からたくさんの選手が通ってくれています。
いろんな地域のいろんなチームの個が、上手くなりたいという同じベクトルを持って、刺激を与え合っています。

自チームで王様の個、ライバルに勝ちたい個、なかなか試合に出られない個、自分が上手くなりたくてというよりは親御さんに連れられて来ている個。
入口、きっかけは何でもいいので、サッカーが好きでもっと上手くなりたいなら誰でも大歓迎。自分に足りないものをあらためて確認できる場です。

最初は、3、4年生でもリフティングもままならなくて、いつもの少年団での練習との違いにとまどうという個も、正直少なくありません。
友達とのおしゃべりなし、ワイワイ騒ぐのもなし、黙々とボールを触り続ける、根気のいる練習。
足のどの部分でどの指でボールを触るのかを意識して、ボールを見ずに周りを見て、情報を取り、判断する。
身体も頭もフル回転。遊びゴコロが大事、ボール持ってなんぼ。早くパスを出せ!なんて怒鳴られることもありません。(笑)
徹底的にボールを触ることに拘ります。
びっくりするくらい成長している個もいます。本人も自分の成長を実感して、自信も少しずつついてきたようです。

表面的にはドリブルだけど、ボールを奪われない選手になる為のベースのトレーニング。
メニュー自体はそんなに変える必要ないと思っています。
ボールの置き所、逆を取るためのステップ、ボールコントロール、足元の技術、基本技術、やっぱり技術、とにかくストレスなくボールを扱うことです。
そこがしっかりしてくると、ボールがないときの駆け引きや、そのあとのポジショニングや戦術が活きてきます。
相手を抜き去るのには派手なフェイントも要らなかったり、タイミングだけでよかったり。
あれこれ教えるのは確かに見栄えはいいですけどね。

本当に上手くなりたいなら、途中で投げ出さない覚悟と、親御さんの理解が必要です。これがなかなか難しい。
親御さんの方が我慢できずにもっと教えてもらいたくなったり、壁にぶつかることが可哀想だからとあちこちのスクールを放浪させたりでは、お子さんに良い影響が出ることはまずありません。
子ども達はチャレンジして失敗して、自分でじっくり考えて、根気よく継続して、やっと伸びていきます。
大人が慌てて結果を望むことがないように、したいものですね。

石川県はサッカー後進県だと言われていて、実際、全国に比べて、遅れていると実感することが多くあります。
○○大会で優勝とか、選抜・トレセンに選ばれたとか、小・中学年代で大騒ぎしていても、その選手が高校サッカーでどれだけ活躍できているでしょうか?話題にも上っていない現実があります。
それでもやり方を変えないのはなにか理由があるのでしょうか?
選手の成長より、チームの順位?監督の名声?指導者の質?
高校で、中学でサッカー続けるかどうかもわからないから今勝っておかないと?
もっと言えば、大人が小手先のテクニックでチームを勝たせ、力がついたと選手を勘違いさせ、自分も完成させた気になってたり?
選手が通用しないことに危機感を持っている指導者がどれだけいるのでしょうか。

技術を疎かにしたまま、中途半端にサッカーを教えても、一歩外へ出てしまえば全く通用しません。
今年から県内の若手指導者同士、チームの壁をとっぱらって、定期的に話し合っています。
本質が変わらなければ、指導者が変わらなければ、選手は育ちません。

石川の高校サッカーを観に行っても、ボールを蹴るばっかりで、上手いのかどうか判断すらできないことがあります。
魅力的な個を探すことがどれだけ難しいか。
高校生になって、県外から選手が入ってきて、負けない選手、使える選手がこの石川県にどれだけいるのでしょう?
足元の技術がない、情報が取れない、判断ができない、完全に小・中学年代の指導者の責任です。
箸の持ち方を知らないのに、食事は綺麗に食べなさいと言われても。
満足にボールを扱うことすらできないのに、戦術だけ、勝ち方だけ教えられても。

選手の将来、石川県の未来を考えて、指導者が変化していけたらと思います。
後進県だからこそ、伸びしろが大きいと信じて。

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