子どもが失敗したときの対処法?

過去ブログ修正して再掲載です。
学年が上がり、新たなスタートを切って、少しずつ不安や緊張が緩みかけてきた頃。
小学生気分が抜けないのは、実は子どもではなく大人の方では?と思うような出来事がいくつか。

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■子どもとの関わり方

昔、サッカーをやっていたというお父さん。
中学生の息子が練習から帰ってくると、
「今日の練習内容はどうだった?今日は何点とった?こういう場合はああでこうで」
と、毎回始まるのだとか。
この儀式、スポ少時代から続けられてきたそうですが、最近では
「うるさい」
としか返事が返ってこなくなったそうで、息子が何か悩みやトラブル抱えているのではないか?と不安になって、
「お前が行って、コーチに話を聞いて来い」とお母さんに言ったとのこと。

もちろん本人は特に変わった様子もなく、日々サッカーに打ち込んでいることを伝え、
「自我の芽生える時期ですし、小学生の頃とは少しずつ関わり方を変えていけたらいいですね」
とお話ししました。
お母さんは薄々感じていたらしいです。

■過剰に世話を焼くのは子どものためにならない

練習に遅れて参加した中学生。
「予定が変更になっていることに気付きませんでした」
あー気付かなかったんだーじゃあしょうがないよね、とはなりません。
なぜ気付かなかったのか?原因はどこにあるのか?

本当の原因は、『自分の予定を自分で確認していない』ことにありました。
お母さんが予定を管理していて、
その選手は自分で予定表を見ることもなく、
お母さんに言われた時間に、言われた場所に行くということを繰り返していたそう。

誰が何のためにサッカーをしているのか?

ただ、目先のことだけ考えるのなら、大人が手を出し、口を出したほうが失敗は減ります。
早いし楽だし、どこか双方が居心地よくもあるのでしょう。
大人がそれを当たり前の行為だと接していれば、子どももそれを当たり前のように受け止めてしまいます。
子どもが良くなるのも、悪くなるのも、周りの大人の関わり方一つ。

■考え方を切り替えましょう

それでもまだ、失敗してコーチに叱られたら可哀想だから・・・とお考えの方。
子ども目線で考えてみるのも手です。

自分の小さい頃はどうだったでしょうか?
ちょっと難しいことを任せてもらえる時、ワクワクドキドキしませんでしたか?
できないことができる様になった時、誇らし気な気分になりませんでしたか?
自分で出来ることを奪われて、出来ないことを増やされる方が可哀想ではありませんか?
やらせているか、やらせていないかの違いだけで、大人が思っている以上に、子どもは出来ます。
最初は失敗を繰り返すかもしれませんが、失敗しないための工夫もします。

練習会場へ来て、ボールを蹴るだけがサッカーの練習ではありません。
汚れた練習着を、息子のカバンから取り出して洗う必要はなく、
放置したままの、泥のついたスパイクやソックスを洗う必要はなく、
息子のサッカーの予定を把握する必要もありません。
お弁当はいるのかしら?忘れ物はないかしら?と、心配する必要もありません。

頼まれるまでは、何もしなくていいのです。
そして、お子さんに宣言してください。

「お母さんが、サッカーやってるわけじゃないからねヽ(・∀・)ノ」

お子さんにどんな大人になってほしいですか?
いい大学へ進んで、大きな会社に入って、とかでなく、
どんな人間に育ってほしいかをイメージして、広い視野で見ていただければと思います。

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