一所懸命取り組んだ、だけど思い通りの結果が出なかった。
選ばれたかった、だけど選ばれなかった。
これから子ども達が通るであろう道ですね。
真剣にやるからこそ、ぶち当たる困難、壁。
失敗や挫折は成長の過程で、よくあることです。
そんな時、周囲の大人はどう関われば良いのでしょうか?
自分自身もずっとそれを探りながら今に至ります。
■大人がやらない方がいいことその① 子ども以上にアタフタする
長い人生、最初から上手くいくことのほうが少ない。
周りの大人が子ども以上にショックを受けてギョエ!と白目を剥くよりは、
『そうか。残念だったけどしょうがないね。じゃ次はどうしたらいいかなあ? 』
と顔色一つ変えずに、次の手を考えることを促してはどうでしょう。
どれだけ悔やんでも結果は変わりませんし、未来のために工夫する方がよほど建設的です。
■大人がやらない方がいいことその② うまくいかないことを咎める
『失敗=悪いこと』ではありません。
なのに、そこで周囲の大人が子どもの失敗を咎めたり怒ったりするとどうなるでしょうか。
失敗した時に咎められた子は、今度は失敗した子を咎めるようになります。
怒られないように失敗を他人のせいにしたり、失敗しそうに感じたことは最初からやらなくなったり、
他人のミスは許せない なんて、そんな残念な大人になって欲しくないですもんね。
■大人がやらない方がいいことその③ 他人や兄弟と比べる
『●●くんはできるのに・・・。妹は選ばれたのに・・・。』
そんな風に言ったところで、言われた本人が嫌な気分になるだけで何の解決にもなりません。
一週間前、1ヶ月前、半年前、一年前の本人と比べてみてはどうでしょう?
いろんなことで確実に成長を遂げているはずです。
むしろ一発で成功することのほうが稀で、子どものうちは失敗してなんぼ。
忘れているだけで自分も子ども時代に似たような経験を重ねてきているはず。
子どもを他人と比べる必要は全くありませんし、子どもも自分と他人を比べる必要は全くありません。
みんな正解でみんな不正解。
サッカーのことだけに限らず、周囲の大人の関わり方一つで、子ども達の受け止め方は変わります。
あの失敗があったからこそ頑張れた、そんな風に言えるように、成長してもらいたいと思っています。