相手がいるからここに止める。
相手がいないからここに止める。
ボールを止める時に、『どこにどう止めるのか』という結論をプレーの中で出す。
その為の基礎練習がトラップキック。
どこにボールを置くといいのかを瞬時に判断する技術を身に付ける目的もあります。
ボールの勢いを吸収する
表現として一つ伝えたのがボールの勢いをなくすこと=ボールの勢いを全て吸収すること。
どんなに早いボールが来たとしても、自分の操り方一つ。
やり方はいろいろあります。だけど、やっぱりいつでもどこでもそれを完璧にできるようになるには、自分のフィーリング、感触を大切にしながら丁寧にプレーする意識を持つこと。
手を抜かず、誤魔化さず、やり込むしかありません。
ボールフィーリング
ただ触るだけではもちろんダメで、どう触れば身体全体を使って吸収できるかを意識しながら、常に頭を使う必要があります。
身体は関節の使い方を変えたり、違う方向に力を加えたり、後ろに吸い込んだり。
理想は身体のどの部分を使ったとしても同じようにボールをコントロールすること。
面で触って音をさせずに止める選手もいれば、点で触って音をさせずに止める選手もいます。
こればかりは自分で掴んで埋め込むしかありませんが、こだわれる選手はどちらでも出来るようになると思います。
『止める・蹴る』技術の質
トラップキックのキックにしても、本当にボールを止められる選手は、自分の起きたい場所にボールを置いて、いつでも同じポイントで蹴れます。
ボールを蹴るには置き場所を持たないといけないし、止める位置を考える必要があります。
上体をうまく使えていない選手は、足だけや膝から下だけで蹴ってしまい、自分の力をうまく最後の蹴り足に乗せられていないことが多いようです。
トレーニングの質
サッカー自体、一つの技術で成立はしないし、蹴ると止めるという動作を切り離さないことを前提にトレーニングを重ねます。
誰かがうまくしてくれるわけでなく、自分で自分をうまくするしかありません。
要は自分が何回本気でボールを触れるか、どれだけ本気でやれるか、それに尽きると思います。
質は量から生まれることもあります。
選手一人一人の意識を確認しながら、今やってることの質をあげていきたいと思います。
○関連記事
◇ サッカー 食生活の重要性 子どものパワーは食事から