子どもがサッカーを始めるきっかけは様々。
『何かスポーツをやらせたかった。』『兄弟(友達)がサッカーをやっていた。』『親御さんがサッカーをやっていた。』
毎日のようにテレビで目にするJリーグや、世界の名だたるビッグクラブで活躍する日本のサッカー選手は憧れの対象で、サッカーを始めた子の多くは、プロのサッカー選手になりたい!という漠然とした夢を持つことが多いようです。
子どものやる気スイッチ
それでも『プロになりたい。』と語る割に、練習日に練習会場へ来た時だけボールを触るだけとか、サッカーの試合よりもテレビやゲームに夢中なんてこともザラで、やきもきしている親御さんも少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。笑
『練習しないとプロのサッカー選手になれないよ。』
脅してみたところで、やる気スイッチが入るとは限りません。
ではどうすれば、子どもは本気でサッカーに取り組むようになるのでしょうか?
指導者としても難しい部分です。
一緒にサッカー『遊び』をする
子どもが小さいうちは、一緒にサッカー遊びをするのも有効だと思います。
(口うるさくできないことの指摘にならないようにが前提)、あくまでも一緒に楽しい時間を過ごす中で、出来るようになったことを見つけてあげること。
サッカーを始めたからには、上手くなって欲しい気持ちはわかりますが、大人が焦ったところで、子どもに良い影響が出ることはない。
だけど、焦る気持ちもよく分かる・・・。
指導者としても難しい部分です。
悔しい体験をする
試合に負けたり、誰かに負けたり、悔しい思いをすることは実はやる気スイッチには非常に有効です。
悔しい気持ちをバネに、楽しい経験を糧にすることは本人に必要な大事な体験。
大人が負けた現象だけを捉えて、『可哀想に』と大げさに過剰に反応することのないようにしたいものです。
問いかけと褒め言葉
知っていることでも、あえて知らないふりをして子どもに質問して、教えてもらうのもいいと思っています。
そんなこともしらないの?と得意そうに教えてくれるかもしれませんし、もっと教えてあげようともっと知識を身につけたくなるかもしれません。
好きこそ物の上手なれ
プロになることだけが、成功の道ではありません。
苦手なことに果敢に挑戦したり、努力で得意なことを増やしたり、大好きなことにひたむきに打ち込んだり。
サッカーを通じて少しずつ自立をしていく姿こそ、親の喜びとなるのかもしれません。
◇ 少年サッカー がんばりすぎに注意 教え過ぎにはもっと注意