経験から得るもの

サッカー、合宿の聖地、ドリブルの聖地と呼ばれる、奈良県下北山村。
毎年ここには、全国から強い拘りを持ったチームが集まります。

この特別な場所から受ける強烈な刺激の数々、それはもう半端なく。
目に見えるもの見えないもの、様々なものがあちこちに飛び交って、ぶら下がって、落ちています。
選手達がそれに気付くためには、アンテナ(感性)が必要で、
アンテナがなければ、取り付けるのは指導者の役割。

朝5時、まだ薄暗いグラウンドでの練習。
本気の試し合いの中で、自分で自分をどこまで追い込めるか。
体力、気力ともに限界まで挑戦すれば、選手達の普段の生活や、メンタル、人間性、全てがあらわになります。
明らかにパフォーマンスが落ちる選手、疲れていても全力で頑張ろうとする選手。
自分のことだけで精一杯の選手、周りに気を配れる選手。
食事もトレーニングの一つであることはいうまでもなく、逃げ場のないハードな生活を送ります。

苦しさと喜びは比例するのでしょうか。
そんな中でも、BBQや温泉で仲間とワイワイやっている様子は本当に楽しそうで。
成長期にこのような経験ができることは本当に貴重で、幸せな経験だと思います。

失敗や、辛くて苦しい経験をすることや、悔しい思いをすることは、成長するために不可欠です。
果敢に挑戦しようとするのは子ども。
心配で見ていられないからと、手を出し、口を出すのは大人。
可哀想だからと、失敗しないように、疲れないように、障害物に出会わないように、
先回りして避けさせようすることは、経験の場を奪い、自立の芽を摘んで、子どもの足を引っ張ることになりかねません。
大人になった時に活きるのは、辛しさや悔しい思いを乗り越えた経験から得た自信。
やる気や努力する姿勢。
サッカーが少しくらい上手いとか、下手くそだとかは関係ありません。
楽をしたり、近道したりすることで、失われるものがあるんじゃないでしょうか。
人生に不運と不条理はつきもの。逃げ出さないことも一つの才能。

今回学ぶ機会を与えてくださった、ディアブロッサ高田FCの中瀬古先生、西岡さん、その他交流チームの指導者の皆さんには、
感謝の気持ちで一杯です。
我々指導者までが刺激をいただけること、自分自身も大きな気付きがありました。
成長する機会を与えてもらえて感謝します。
今後もここで得た刺激と経験を無駄にせず、子ども達がより成長できる環境を、継続して提供できるよう努めて参ります。

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