先日、小学生の試合を観に行ってきました。
清々しいまでの晴天の中、飛び出すアイディアと駆け引き、そしてチャレンジ。
もちろん課題もありますが、公式戦ならではの緊張感の中、全員がドリドリ頑張ってていい感じ。
運営の手伝いに会場に来てくれていたリオペードラの中学生達が、声援を送る姿は微笑ましく、
小さな選手達もとても嬉しそうで、どこか誇らしげ。
会場まで足を運んでいただいた保護者の方々には、子ども達の成長っぷりをとことん楽しんでもらえたのではないでしょうか。
さて、試合の合間、どこか面白いチームはないかとあちこち観て歩いたところ、
スポ少の横断幕を掲げたスタンドから、ピッチに怒鳴りまくっているお父さん達。
思い通りの結果が出ないことに腹を立て、審判に文句を言い、
チームの劣勢に我慢できない様子で、子どもの名前を叫んでいました。
「○○!そうじゃないやろ!今の右やろ!」
「早く左に出せって○○!あー遅い!」
プロの試合でも観ているつもりなのでしょうか?
そして、試合終了後、興奮冷めやらぬまま、
「○○はボールを持ちすぎる」だの、
「○○は足が遅いからダメ」だの、
大声で言いたい放題。
しょんぼりとうつむいる子ども達とは、対照的な姿が印象に残りました。
大の大人がピッチの外から勝手な言い分を押し付けて、
一生懸命やろうとしている子ども達から判断力を奪うなんて、あってはならないことです。
それでサッカーが上手くなることはありませんし、何かうまくいかなかった時には、人のせいにして文句を言うことを覚えかねません。
そして、なぜかそのようなチームほど、準備や片付けは子どもにやらせずに、寄って集って世話を焼くという法則。
脱いだユニフォームを一枚ずつ並べ、ドリンクを補充しているお母さん達。
お弁当は食べた?飲み物は?トイレは行った?と付きっきり。
本来、選手自身が管理すべきことなのに、大人が手を出し、口を出す。
いずれも、子どもを伸ばすどころか、成長の妨げになっていることは言うまでもなく。
試合に勝ったとか負けたとか、試合に出たとか出なかったとかは重要ではありません。
できなかったことにばかり注目して責めるのではなく、できるように努力しているプロセスや、できていることを認めて褒めてあげること。
大人がプラスの評価とプラスの声掛けを心掛けるだけで、子どもはぐんぐん伸びていきます。
できないことにフォーカスしてたら、サッカーなんて楽しくありません。
お父さんとお母さんは子ども達の一番身近なサポーターであると同時に、お手本であってほしいと思います。
子どもの成長を一緒に楽しみましょう!