勝つことばかりにこだわった結果、目の前のことに一喜一憂した結果、プロセスを大事にしないで結果思考で育った結果、プレーの幅が狭くなってしまうと考えています。
どうしたらうまくなるのかを自分が考えられるようになること、ひらめきや発想を育てることが重要だと思ってます。
リオペードラでも、スペトレでも、その個の発想や判断を奪う声かけは一切しません。
今日のスペトレでも最後のゲームの時に、『シュートはオシャレじゃなかったらダメなー』と伝えて始めたんですが、そうすると、それぞれのいい発想がたくさん出て見ていて面白かったです。
日本はどの競技でも18歳までは世界でトップクラスだったりするのに、大人になってから世界で勝てなくなったりするといったことを聞いたことがあります。
その原因のひとつに、考えさせることを大事にしないで教え込むことが優先されているからなのかななんて思ったりします。
こうしなさい、ああしなさいと。これはダメ、あれもダメ。コーチに言われたことだけやればいい。
こういう感覚だとその後が大変。
ジュニアを指導するときでも、まずは、『失敗してもいいんだよ』という空気をつくってそれを感じ取ってもらうことからスタートします。
自分の意志を表現できるのがサッカーの面白いとこ。
子供なりに考えたことを、見てあげて評価する。うまくいかなかったプレーでもプロセスがよかったら認めてあげる。
その繰り返しの中で、「自分にもできるかも」「やればできるんだ」という自己効力感が養われてくるんだと思います。
小さな自信、成功体験が一歩踏み出す勇気、力を得ることになるんだと思います。
結果、意欲的になる、サッカーにボールに夢中になり楽しくなるんじゃないかと。
楽しかったら、「なんでもやってみよう」と思うはず。
子供が自分で考えてトライして掴んだことって、すごく自信になると思います。コーチから言われてやって掴んだのとは大きな違いがあると思っています。
自分でトライ&エラーの中で掴み取ることを多く経験することで、『自分で成長する力』が身につくと考えます。
失敗を力に変えることが出来、同じ失敗を繰り返さないための努力が自然にできるようになる。
失敗しないことが失敗とすら思えるようになると思います。
その力が身に付けば、その後の中学以降の伸びしろは全く違ったものになってくると思います。
「やればできるよ」、「頑張れ」というのは簡単ですが、何が良かったのかを伝えてあげたり、どういうプレーがいいプレーなのかを伝えてあげることで、自己効力感が育まれ、一歩踏み出せるようになり、自分で成長する力が身につくんじゃないかと思います。
「やればできる」、「やってみよう」
リオペードラやスペトレに来てる子供たちにこんな気持ちを持ってもらえるよう関わっていきたいと思っています!!