少年サッカー サッカーが上手くなるためのサポート 大人の関わり方3選

『うちの子なかなか上手くならないんですが、どうしたらよいでしょうか』たまにあるご相談です。本人はサッカーが上手くなりたいと思っていてやる気があって本人なりに自主練習もしているのだけれど、どうも他の子に比べるとなんだかひいき目に見ても上手くなっているような気がしない、というものです。

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自分のことは自分でやる習慣をつける

サッカーの練習や試合に行く前、お母さんが、お子さんの着ていく服や持ち物を準備していないでしょうか。
『ボールはもった?シューズは?』と毎回声を掛けている、なんてことになっていないでしょうか。
練習や試合が終わった後、お母さんがカバンの中から練習着やお弁当箱や泥のついたままのシューズを取り出して洗っていたりしていないでしょうか。
多少怒られたって誰かがやってくれるうちは、いつまで経っても自分でやらないままです。最初のうちは、一声かけたら手を出さずに放っておいて、自分がやらなければいけないんだと自覚させてあげてください。
ボールを蹴るだけがサッカーの練習ではなく、準備も後片付けもサッカーの練習のうち。
まずは自分でできることは自分でやる習慣をつけてあげましょう。

成功を褒めるのでなく過程を褒める

勝ったからすごいね、選ばれたからおめでとう、と成功した時だけ声を掛けることが多くなっていないでしょうか。
負けや選ばれなかったことに、子ども以上に大人が落胆してくやしがっていないでしょうか。
子どもは、例え結果が出なくても、一生懸命やり続けようと全力を尽くしている過程が素晴らしいのです。
『いつもがんばっているね。すごく上手になってきたね。』
『残念だったけど、実力が発揮できていたね。』結果でなく過程を評価してあげてほしいです。
何度失敗しても目標に向かって次こそ頑張ろうとする姿勢が、大人になってから活きてくると思っています。

他人とではなく過去の本人と比較する

他人や兄弟と比べて、この子はまだまだだと評価していないでしょうか。
距離が近すぎると見えにくくなるものあります。できないことばかりが目について、なんだか少し焦っていないでしょうか。子どもは成長の度合いも、伸びる時期も違います。
どうしても比べるのであれば過去の本人と比べるのはどうでしょう。
間違いなく随分と成長しているはずで、できることも増えているはず。
できないことを咎めるよりは、できることを褒めて伸ばしてあげたいもの。
『みんな違ってみんないい』周囲の大人が少し離れて温かく見守る余裕も必要だと思っています。

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