先でうまくいくように、とてつもなくコツコツと

高校サッカー石川県予選でOB達のプレーを観てきた。
PK、サドンデスで緊張しまくりのとおや、なんとか決めて勝ちとか、他にも見所は満載。

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懐かしい顔がたくさん。加賀だった子達も、グランヂだった子達もそれぞれの状況の中でよく頑張ってた。
OB達のプレーを観て安心したというのが本音。加賀だった子達の成長はある程度想定できるけど、グランヂだった子達はどうなってるかな?というのが毎年すごく気になってるから。
他クラブOBの選手たちを観て、これからも焦らずリオらしくやり込もうと、この方向性で間違いないんだと改めて思えた。
中学生までに、身体能力は低くても、安定した技術、鬼ごっこ的な駆け引き、戦術的柔軟さ、人間力の強化などを小学生、中学生年代でコツコツやっておくことの重要性を再確認。

高校サッカーからはアツいものを感じる。

だけど、石川のサッカーのレベルについては、まだまだ。
サッカー後進県といわざるを得ない。
ほとんどの選手が、ジュニア時代からサッカーをしていたはずで。
これだけ各地でジュニアの大会をやっていて、チーム数もそこそこあって。
なのに。

大事なものを、必要なものを、備えている選手が少ない。
ボールを持って相手と駆け引きする場面が、ほぼない。
パターン通りで予想を裏切られるプレーが、ほぼない。
あるのは、頑張りとか、スピード、体格。
完全に育成年代の指導者の責任。自戒を込めて。
判断は、誰かにしてもらうんじゃなくて自分でするもの。
言われたことだけやってたって成長なんか、できるはずもない。

やっぱり技術と人間性。
与えられた成功じゃ成長できないんだし。
時間をかけて、もっと求め続けないと。
個人のレベルを最大限引き上げて、次の年代に送り出さないと。
なんでもそうだけど、良いものをつくるには時間がかかる。
育成年代の指導者としての結果なんて、後からついてくるもの。

子ども達が巨大迷路の入り口にいるとして。
ちょっぴり不安、だけどワクワクとドキドキ、目を輝かせてのスタート。
ゴールまでは長い道のり、すぐに辿り着けるはずもない。
行き止まりで引き返したり、途中で転んだり。
時間がかかって、泣き出すことも。

そんな様子が可哀そうだと、見ていられないと、大人が我慢できなくなる。
『違うそっちじゃない!右へ行け!次は左だ!』と、
高い所から答えを叫んで教えてしまう。
どうなるか。
子ども達は言われた通り、言われた道を迷わずに、時間もかけずにゴールへと辿り着く。
そこにはワクワクもドキドキも、何もない。
あるのは大人の自己満足と、いつまで経っても誰かの指示がなければ動けない、指示待ち人間の出来上がり。

本来、子ども達は挑戦することが大好きで。
失敗なんて気にしないで、時間なんて気にしないで。
行き止まりで不安になって泣きながらも、転んでも何度でも起き上がって、自分の力でゴールを目指すもの。
そこから得られるものは、喜び、学び、経験、達成感、自信、成長。
学ぶことの楽しさは、知識をただ身につけることではなく、知識を使えるようになること。

『サッカーはサッカーで上手くなるのではなく、日常生活を含んだ全てで上手くなるもの』
『人に教えてもらった事はすぐに忘れても、自分で気が付いたことは絶対に忘れない』

子どもが困っている様子を、大人は黙って見守る必要がある。

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