育成年代、大好きなサッカーをするのも楽しいことばかりあるわけじゃなく、辛かったり苦しかったり、悩んだりもがいたり、今の積み重ねの向こうに子ども達の未来が有ると思っています。
10年後に効く注射
ただの仲良しチームじゃ意味がなくて、仲間だからこそ厳しいことも言い合えて、一緒に支えあってこそチームだと思っています。
その時に、あの辛い時にがんばれたから、乗り越えられたから自分は大丈夫、まだいけるまだやれるっていう自信が持てるように。失敗したり転んだりした時に起き上がる練習をしています。
10年後に効果が出る注射を、数年かけて打っている感じでしょうか。
理不尽を消化する訓練
社会に出たら理不尽なんて当たり前、壁はどこにでも現れて嫌な奴なんてどこにでもいます。
『楽な道を選んどけ』ってそそのかす奴、『お前にできるわけがない』って否定する奴。
いちいち周りのせいにして途中で投げ出したり、言い訳しながら逃げ出したりしてる場合じゃありません。心が折れそうな時をなんとか乗り越えて、最後までやりきったことが、自信になります。
自分で未来を切り開く
サッカーだけの環境を用意するのが育成年代の指導者の仕事ではないと、常日頃から思っています。
子ども達が自分で判断して決断して自分の足で未来を切り開いていけるように、感謝の気持ちを持って人間的に成長できるように、社会で生き抜く為の基礎となるように。サッカーを通じて積み重ねた経験が、これからの人生に役立つように関わる必要があると思います。