継続ありき進化ありき

サッカー日本代表やJリーグの選手達の影響か、人気の職業ランキングでは相変わらずサッカー選手がダントツ1位。
そんな中で、たまに聞かれる質問です。
「サッカーコーチにはどうやったらなれますか?サッカーが好きで、サッカーに関わっていたい。だからサッカーコーチになりたいんです」


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サッカーコーチに限らず、どんな職業に就くとしても、本当に大切なのは、その後のこと。
いつも大事にしている、「何のために?」。そして、「入口より出口」ということ。
何のためにサッカーコーチになりたいのか?
どんなビジョンがあるのかが重要です。

先日も、コーチブログ(◇ リオペードラ加賀コーチブログ)で紹介させて頂きましたが、新しくスタッフとして主にジュニアを指導することになった、けんたろうコーチ(◇ 新コーチの福島です)にも同じような話をしましたが、そこに入るのが目的になってしまって、その職業に就いたからと満足してしまっては生き残るのは難しい。
ちょっとしたことで、ブレたり、見失ったり。
自分がどんなコーチになりたいのか、どんな選手を育てたいのか。
そのためには何をしなくてはいけないのか。
なるのは簡単、つくるのは簡単、はじめるのは簡単。
だけど、継続するのは難しい。そこから進化してくとなると更に難しい。でも身近にやれてる人がいると自分にもやれると思ってしまうんだろう。
サッカーに強いこだわりを持っていないと、選手に影響を与え、重大な責任が伴う立場であることに腹をくくれていないと、続かない。
本気で指導者を目指すなら、変化を楽しみながら日々勉強。

昔サッカーやってたから、知り合いがやってるから、なんとなく小学生相手なら自分も教えられる気がするから、と安易な気持ちで始めたところで、自分が大昔に教わったおぼろげな記憶を頼りに子ども達に教えたりするのでは、自己満足でしかありません。
教えられる子ども達は、全て吸収してそれを自分の基準にしてしまうのです。
そのチームを終えて外へ出たときに、自分の小ささと、知識のなさに愕然とするとしたら?

指導者は、サッカーの技術だけ教えていればいいというものではなく、人間的な部分で成長できるように関わらなければ意味がないと僕は思ってます。
一人一人性格も違えば、能力も違う。目指しているものも違う。

小学年代、中学年代どういう大人と関わり、どんな環境に身を置くのかといったことはとても重要です。
話を聞けない、礼儀を知らない、躾(しつけ)をされていない。
悪いのは子どもではなく大人。関わってきた全ての大人の責任だということ。
子供の頃、大人というのはすごいと思ってた。だけど、大人になってみてそれが間違いだってことに気づいた。嘘を平気でついたり、口だけだったり、周りからどう見られているかということが1番大事だったり、そう、世間体ばっか気にしたり、他人に対しての嫉妬・ねたみ・ひがみ・そねみ、やっかみ、嘘の吹聴などなど。
とんでもない大人がこんなにもいるんだということに驚きました。これじゃまずい。サッカー教える以前に伝えていかなきゃいかないことがたくさんあるなと。

子どもたちの前に立つことは簡単にできる。だけど、立つなら相当の覚悟が必要。
仕事が忙しいから、思ったより大変だから、人数集まらないから、ただただサッカー教えたいからと、途中で投げ出すくらいなら、子ども達のことを考えて、最初から関わらないほうがいい。
ここ加賀でも、昨年新しくできたサッカースクールが1年も経たずして解散しました。

これが現状。

とにかく継続していくことが大事。進化していくことはもっと大事。前に進むことが大事。こだわって。
サッカーコーチも、サッカースクールも遊びも仕事も何事も。

リオペードラ加賀コーチブログ
アウパ加賀スタッフブログ

NPO法人スポーツクラブ リオペードラ加賀
株式会社アウパ

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